GitHubが要求の高かった新機能を導入した。プロジェクトメンテナーはIssueとPull Requestのカスタムテンプレートを定義できるようになる。加えて、GitHubのウェブUIでファイルのアップロードが可能になった。
IssueとPull Request(PR)のテンプレートを使うことで、プロジェクトメンテナーはIssueやPull Requestのフォーム本体に表示する情報をカスタマイズできるようになる。リポジトリのルートもしくは.github
隠しディレクトリのいずれかに、ISSUE_TEMPLATE
およびPULL_REQUEST_TEMPLATE
というMarkdown形式のファイルを追加すればよい。これによって、期待されている情報(PRのための既存Issueへの参照や、Issueに関する再現手順や期待する動作と実際の動作の記述など)をコントリビューターが明記しやすくなるだろう。
GitHubのIssueとPull Requestのカスタマイズ性の欠如は、今年の初めにGitHubに送られたオープンレターにあるように、多くのオープンソースプロジェクトのメンテナーにとって大きな不満の原因だった。オープンレターが公開されておよそ1か月、GitHubは開発者の不満を解決することを約束してこれに答えた。InfoQがレポートしたように、複数のコメンテーターにとって、その回答は遅すぎるし、ほとんど情報がないように見えたようだ。
InfoQに対して、GitHubのオープンソースのヘッド、Brandon Keeper氏は次のことを明らかにした。
「IssueとPull Requestのテンプレートはこれからやってくるものの最初です。オープンソースのメンテナーたちと彼らがGitHubで作った強力なコミュニティに向けた活動を見ていてください」
IssueとPRのテンプレートとは無関係に、ウェブUIに開発者がファイルをアップロードできる機能も追加された。これまでは、GitHubウェブUIは新規ファイルの作成しか許しておらず、アップロードにはコマンドラインを使う必要があった。
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