IBMが、4つの新しいデータサービス、Analytics Exchange、Compose Enterprise、Graph、Predictive Analyticsを発表した。IBMの新しいデータサービスにより、ユーザは自分のデータを分析したり、IBMが提供するデータセットにアクセスしたりできるようになる。Bluemixで動くサービスの他に、プライベートなものも含むクラウド上で、データは展開できる。
Analytics Exchange。 このサービスは、コミュニケーション、経済、地理、政治、交通、その他のデータカテゴリを持つ、150のパブリックなデータセットを含む。例えば、世界中の携帯電話の契約に関する統計を含んでいる。また、世界中の国々にある運河の統計もある。現在、ベータ版で、これらのデータセットをすべて含むこのサービスは、こちらでさらに詳しい情報を知ることができる。
Compose Enterprise。このサービスは、IBMが買収した会社、Composeが提供するものをベースにしている。InfoQと話したIBMの広報担当者によると、3月初めに利用できるようになる。このサービスには、多数のデータベース、MongoDB、Redis、Elasticsearch、PostgreSQL、RethinkDB、etcd、そして、RabbitMQを経由したメッセージ待ち行列等が含まれる。ユーザは、IBM SoftlayerやAWSクラスタ、専用サーバでこのサービスをインストールできる。
Graph。これは、管理されたグラフデータベースサービスで、Apache TinkerPop3に構築されている。レコメンデーションエンジン、不正検出、ソーシャルネットワーク分析等に役立つ。TinkerPop3のクエリ言語や単純なRESTful APIをサポートする。このサービスは、IBM Bluemixでベータ版を利用できる。
Predictive Analytics。このサービスは、IBMのSPSSアナリティクスプラットフォームに構築されていて、予測分析を提供するアプリケーションに統合できる。このサービスは、Bluemixインスタンス上で動作し、多数のBluemixランタイム、Node.js、Liberty for Java、Go、PHP、Python、Ruby on Rails、Ruby Sinatraと統合されるが、RESTfulウェブAPIを通して、どこからでもアクセスできる。
IBMは、Bluemix上の自分のデータを読み込み、分析するオプションをユーザに提供し、ユーザは、「データの読み込み、アドレスのクリア、データプロファイリング、そして、サービス間のデータの入出力を簡単にするデータ分類のために、データ洗練サービスのスィートを利用できる。」
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