Firefox Developer Editionはポップアップのデバッグを提供する

Mozillaはアドオンデバッグを改善する新しい機能を提供したFirefoxのDeveloper Edition 47をリリースした。

Mozilla HacksのDeveloper Edition 47 – ユーザーエージェントエミュレーション、ポップアップデバッグなどの著者のTim Nguyen氏 (開発者ツールのコントリビュータ)とFirefoxエンジニアBrian Grinstead氏は、ブラウザツールボックスを通じて、その動作を変更することにより、デバッグパネルを開きっぱなしにできると説明する。

Nguyen氏とGrinstead氏は言う:

"このリリースで私たちは、ポップアップの検査を簡単にできるようにしました。一度クリックすると、ポップアップが消えないようにロックすることができるようになった。この機能を使うには、ブラウザツールボックスを起動して、ツールボックスの右上隅にある4つの正方形アイコンをクリックする必要があります。"

アクションのスクリーンショットはここから見ることができる。

またブラウザのDeveloper Editionの新しいのは、メモリを多用するアプリケーションをデバッグするためのドミネータビューの改善である。以前のものを踏まえ、Mozillaはretaining pathsパネルを追加した。MDN Developer Toolsによると:

Retaining Pathsパネルは、所定のノードに対して、このノードからGCルートへの5つの最短パスを表示する。これは、ガベージコレクトされてから維持されているすべてのノードを見ることができる。オブジェクトのリークが疑われる場合、これが実際になにに参照されて維持されているのかが表示される。

47リリースの注目すべき点として3Dビューの削除があり、Nguyen氏とGrinstead氏は、Firefoxのマルチプロセスバージョンの競合を説明する。

この機能は使われなかった訳ではないが、JavaScript開発者のNazar Mokrynskyi氏は、次のように嘆く。"3Dは削除されたが[推奨されたTilt 3D]拡張はNightlyは動作せず、2011年から更新されていません。これが本当に代替になると思いますか？これを復活させる計画はありますか？"

"より有益な方法で視覚化できるものを戻すことについていくつかの議論があったが、今のところなんの計画もありません。 おそらくこれはアドオンとして進められるだろう" Grinstead氏は返信した。

Mozillaは2014年11月に開発者に特化したブラウザであるFirefox Developer Editionを立ち上げた。Firefox 1.0リリースから10年が経ち、Auroraリリースのブランド名を変更して、開発者のワークフローを合理化することにフォーカスし続けている。

開発者は、特別なDeveloper Editionを含むナイトリーバージョンのFirefoxブラウザをダウンロードできる。