Google App EngineがNode.jsのサポートを発表した。しかし、このニュースは思っていたものとは違っているようだ。
既存のPythonやGoランタイムとは違って、利用できるのはApp Engine上の真のPaaSではない。代わりに、Node.jsは彼らのApp Engine「flexible environment」内で実行される。このflexible environmentは、Google Compute Engine上に構築されたManaged VMに基づいている。
このハイブリッド環境は、従来のIaaS環境のように開発者が仮想マシンを扱う必要性を取り除くものだ。しかし、コードはCompute Engineで動くので、開発者は必要であればVMインスタンスにSSHすることができる。App Engineはクリティカルなパッチを適用し、負荷に応じて自動的にスケールし、定期的にインスタンスを再起動する。
Googleは多数のリソースとサンプルを提供している。注目すべき機能は、Google Cloud Debuggerを使って、プロダクション環境でNode.jsコードのライブデバッグができることだ。
Hacker Newsのディスカッションにおいて、ユーザーplexicleは「これは真のApp Engineサポートではない」と失望している。
私が求めているのは、Managed VMではなく、真のGAEです。簡単なGAEバージョンをデプロイして動かし、スケールアップするほどのトラフィックがなければ、そのままにしておいてコストがかからないのを望んでいます。GoogleがNodeをプッシュしていることは嬉しいですし、私はGoogle Cloudの大ファンです。ただ私はGAEネイティブなNodeを望んでいるのです。
この取り組みは正しい方向への一歩だが、Node.js開発者にとって純粋なPaaSを提供するため、Googleにはまだやるべき仕事がある。
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