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F#向けチャート生成ライブラリ XPlot

原文(投稿日:2015/12/31)へのリンク

XPlotはプログラミング言語F#向けクロスプラットフォームのデータ視覚化パッケージで、Google ChartsとPlotlyというJavaScriptのチャートライブラリを使用している。XPlotライブラリはF# Interactiveから対話的に使用することもできるが、F#アプリケーションやHTMLレポートに埋め込むこともできる。

XPlotはJavaScriptライブラリのF#ラッパーとしてふるまう。チャートを生成するAPIを呼び出すと、XPlotはGoogle ChartsまたはPlotlyをプロバイダとして使い、HTMLとJavaScriptのコードを生成する。

XPlotのチャートは、動的に生成することも、Webアプリケーション内で描画することもできる。たとえば、次のコードを実行すれば、それぞれの頻度を縦軸にステータスとして表示する棒グラフが生成される。

open XPlot.GoogleCharts

let statusCount () =
  let series = [("Open",23); ("In Progress",5); ("Resolved", 58); ("Closed",5)]

  let options =
      Options(title = "Status", orientation = "horizontal")

  if series |> Seq.isEmpty then "no data" else
      let chart = 
        series
        |> Chart.Bar
        |> Chart.WithOptions options
        |> Chart.WithLabels ["Count"]
      chart.InlineHtml

そして、HTML出力をWebアプリケーションに埋め込むこともできる。上記のコードは次のようなチャートを生成する。

XPlotが生成するチャートはF#アプリケーションから描画することもできるが、C#から使うこともできる。つまり、C#で書かれたWebアプリケーションやWPFアプリケーションでもXPlotを用いてチャートを生成し、画面に描画することも可能ということである。

Xplotはデータサイエンス向けパッケージ FsLabの一部としても使うことができる。FsLabにはデータアクセスや分析のライブラリも含まれており、それらをXPlotで出力することができる。

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