Json.NET の作者である James Newton-King 氏が、.NET エコシステム全体として、先進的なパフォーマンスにふさわしい改善に注力した 8th バージョンを作成した。2015年6月における初回リリースでは、Json.NET はシリアライズ時にアロケーションとメモリ利用量を削減することを意図した新しいインターフェースを追加した。
IArrayPool
を呼ぶ際、同インターフェースはパフォーマンス改善のため Json.NET に配列バッファを再利用させる。Newton-King 氏はこれを「やや実験的な機能だ」と述べており、現在は利用するために機能を有効化する必要がある。
バージョン 8 における他の変更として、現時点では JArray へ読み込まれる JSON 内のコメントが無視される。本変更は共通のエラー原因を削除することで行っており、JsonLoadSettings
の CommentHandling.Load
を有効化することで前バージョンの挙動に戻すことが可能だ。
バージョン 8 は 24 個以上のマイナーバグ修正を伴っており、特に過去のバージョンにこだわる理由がなければ、最新バージョンへの更新を考えるべきだ。ソースコードとプロジェクトファイルへのリンクは GitHub で利用可能だ。