Microsoftのクラウドとエンタープライズグループの副社長であるScott Guthrie氏はSQL ServerをLinuxに提供すると発表し、オープンソースソフトウェアにおけるMicrosoftの新しいコースであることを確認した。SQL Serverは2017年中旬のどこかでLinuxに提供される予定であり、現在はプライベートプレビューが提供されている。
SQL ServerはLinux上でコアリレーションなるデータベース機能を提供し、SQL ServerはWindows ServerとLinuxをまたいだデータプラットフォームとして使うことができることを目指すとGuthrie氏は言う。しかしながらMicrosoftの発表では、UI管理ツールなどコア以外のLinux移植を含むようには見えない。 Ars TechnicaのPeter Bright氏はMicrosoftの動きは、Linuxを使っていてMS SQL Serverを使いたい多くの企業と、現在MS SQL Serverを使っていてLinuxに移行することによってライセンスコストを削減したい多くの組織が存在することが原動力になっている。実際のところHacker News上の人々は、Windowsのライセンス費用はSQL Serverのものと比べると小さなものであり、この発表はLinuxを中心としたクラウドインフラに統合しようとしている組織に可能性を開くものであるとコメントした。
Guthrie氏はまた、以下のようなMSSQL 2016がテーブルに提供する新しい機能をハイライトした:
- 停止時、稼働中、メモリ内でalways-onデータ暗号化
- インメモリデータベースのサポート、30-100倍に性能を向上
- リアルタイムの予測分析のためにRのサポート
この機能は初期のLinuxリリースの一部として提供されるかどうかは明らかになっていない。
MicrosoftのSQL Server for Linuxの発表は、Xamarinの買収とEclipse Foundationへの参加を含む、オープンソースソフトウェアのサポートを再確認する他の発表に続くものである。
SQL ServerはLinux上に2017年中旬に提供される予定であり、現在、プライベートプレビューが提供されている。
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