最初のプレビューから1年、MicrosoftがVisual Studio Code 1.0をリリースした。
//BUILD 2015で発表したVisual Studio Codeの最初のプレビューを作るのに、Microsoftのチームが必要としたのは数ヶ月ほどだった。それが可能だったのは、CodeをElectron上に作ったためだ。Electronは、Node.jsとChromiumという広く採用されている2つの技術をベースにしている。半年後、MicrosoftはCodeをオープンソース化して、拡張できるようにした。そして今、バージョン1.0として一般配布するのにふさわしいと判断された。
世の中には多数の開発ツールが存在するが、Microsoftによると、VS Codeはこれまで200万インストールされ、毎月500,000のアクティブ開発者が利用しているという。コミュニティのコントリビューションによって、100言語以上のサポートが追加され、300以上のプルリクエストがなされ、5ヶ月で1,000以上のエクステンションが作られたという。言語、デバッギング、Lint、テーマなど、多種多様なエクステンションがある。最も人気があるのは、C#、Python、Debugger for Chrome、PowerShell、Material Themeだ。このことはVS Codeにアクティブなコミュニティができていることを物語っている。
VS Code 1.0を準備するにあたり、この数ヶ月、チームはバグ修正、安定化、パフォーマンスに注力してきた。また、Codeを完全にローカライズ可能にし、9ヶ国語のサポートが組み込まれている。しかし、バックログにある800以上のissueを考えると、まだやるべきことはたくさんある。User Voiceでは、欲しい機能に投票することができる。
Visual Studio CodeはクロスプラットフォームIDEであり、Windows、Linux、Mac OS X上でデスクトップアプリとして動かせる。その用途と使われている技術は、GitHub Atomと非常によく似ている。VS Codeの方が後から開発が始まったが、機能面ではAtomに追いついており、一部ではAtomはパフォーマンスに関してやるべきことがあり、Codeにならうべきだという意見すらある。これから1年、2つのエディタがどのように比較されるか楽しみだ。
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