Windowsのユーザーと開発者にとってきちんと動く.NET Frameworkがあることは例外なく重要だ。しかし、開発中に必要なファイルを間違って上書きしてしまうことは簡単に起きる。このトラブルを簡単に解決するため、Microsoftは.NET Framework Repair Toolを提供している。このツールはWindowsシステムをスキャンしてインストールされているだろう.NET Frameworkのパッケージのエラーを探る。
このツールはコマンドラインかウェザードで実行でき、コマンドラインスイッチもあり、これによってツールをほったらかしで実行し、ネットワーク共有上にある適切な.NETパッケージを有効にすることもできる。また、ツールを実行したあとに診断ログをMicrosoftに送信するというデフォルトの振る舞いを無効にもできる。
このツールの典型的な使い方は以下のステップだ。
- .NET Frameworkの既知のインストールエラーを探し、見つかればユーザーに提示する。
- 次の適切な方法を実行する。
- Windowsインストーラサービスが適切に動いていることを確認する。
- システムフォルダのアクセスコントロールリストをリセットする。
- 更新登録が正常化かどうか、確認修正する。
- 2番のステップで問題が解決しなかった場合、ユーザーにはインストールされた.NET Framework全体を修復する選択肢も提供される。
- オプションとしてMicrosoftにシステムログを含むCABファイルを送信する。
筆者のマシンで試したところ、約20分程度かかった。完了すると、CABファイルが%TEMP%
に残させる。ユーザーのディレクトリのAppDataに含まれるすべてのログファイルが含まれている。また、このCABにはHKCRとHKLM
(HKEY_LOCAL_MACHINE
)レジストリのダンプも含まれている。
このツールの操作の詳細は.NET Fundamentals Teamのブログで確認と対応するナレッジベースの記事で確認できる。最新バージョンのV1.3はすべてのNET Frameworkのバージョンをサポートする。サポートするOSはWindows 7 Service Pack 1、indows Server 2008 R2 Service Pack 1だ。
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