先月のBuildカンファレンスで、MicrosoftはXamarinの買収に関する考えを明らかにした。そして、XamarinのEvolve デベロッパーカンファレンスで、XamarinはXamarin SDKをオープンソースプロジェクトとしてリリースするという約束を守った。.NETエコシステムの他のプロジェクトと同様に、Xamarin SDKはMITライセンスで利用できる。
Microsoft Corporationのメンバーとしての新たな役割に合わせて、Xamarin SDKにXamarin.Formsが加わる。開発者はXamarin.Formsを使うことで、単一のコードベースでAndroid、iOS、Windows Phoneをターゲットにした開発が可能になる。オープンなライセンスへの切り替えと同時に、Xamarin.Formsには、フォームレイアウトのIDE内リアルタイムプレビュー、テーマ、テンプレートから自動生成できるDataPage、iOSおよびAndroid特有のコントロールを共通のXamarin.Formsアプリケーションにミックスできることなど、新しい機能が追加される。
Visual Studioとの統合が改善されたおかげで、Xamarin SDKユーザーは、iOSベースのデバイスをPCに接続して、コードを直接デプロイできるようになる。この機能を補完するのが、Visual Studioのシミュレーター上でiOSをターゲットとしたアプリを個別実行できることだ。これにより、デバイスを切り替える必要なしに、プログラムを素早くチェックできるようになる。アプリのテストに関しては、シミュレータと直接接続のどちらでも、テストスクリプトを記録再生することができる。単にアプリを使うだけで、Test Recorderが簡単な自動テストのステップを記録してくれる。
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