GitLabのバージョン8.9がリリースされた。UIの変更、ハードウェアベースの二要素認証が導入される。
今回のバージョンでは、ロックした人以外が特定のファイルやディレクトリを変更できないよう、開発者がバイナリファイルをロックできるようになった。これは競合の解消が容易ではないゲームやグラフィックアセットに有用だ。Enterprise Editionを使っている人はこの追加オプションを購入することができる。Hacker Newsのユーザーsdesolが言うように、それを必要としている人たちには朗報だろう。
エンタープライズはリスク軽減がすべてです。ヘマをすると会社全体をダメにしてしまうためです。ですから、もしあなたがドメインエキスパートなら、もし人々が1日を台無しにしないようにする自明の方法があるなら、それを使うでしょう。ミスは起こるものです。オープンソースの世界では受け流せるでしょうが、エンタープライズではお金を失うことになります。
外見上は、UIが変更された。プロジェクトのナビゲーションは画面の左から上に移った。システム全体のナビゲーションは依然として左にあるが、使っていない時に自動的に隠すオプションがある。
またGitLabはFIDO U2F (Universal 2nd Factor)認証をサポートし、Yubicoとの協業によりYubiKeyデバイスと連携できるようになった。これまでも携帯とTOTPコードを使った二要素認証は使えたが、ハードウェアのYubiKeyとChromeブラウザを使うことで、認証プロセスをスピードアップできる。開発者は6桁のコードを入力する代わりにUSBキーを挿すことで、セッションを自動的に認証することができる。Firefoxのサポートはそのnightlyバージョンのフラグの背後でのみ利用できる。
GitHubもU2FとYubiKeyハードウェアデバイスをサポートしている。
開発者はYubicoの開発者向けリソースを使うことで、自分のアプリケーションにU2Fのサポートを追加することができる。YubiKeysはGoogle、Facebook、Salesforceなどいくつかの大企業において、従業員によるリソースへのアクセスをセキュアにするために使われている。
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