Visual Studio Codeチームが、Visual Studio CodeにC/C++サポートを追加する拡張機能をリリースした。これは構文のハイライトだけでなく、より優れたエディット体験をもたらすものだ。初回リリースを経て、今度の2回目のイテレーションでは、clang-formatのサポート、自動補完、WindowsでのCygin/MinGWデバッグ、MacコンソールアプリケーションでのGDB使用を追加し、より幅広いC/C++ツールセットを提供する。
もちろんMicrosoftは、全員がVisual Studioを使うことを望んでいるが、LinuxおよびMac OS Xユーザーにその選択肢はない。事情によっては(ライセンス、アプリケーション起動時間など)、Windowsユーザーでさえ、従来のVisual Studioエディタに代わるものを求めているかもしれない。だが最近まで、C/C++ユーザーはVisual Studio Codeに忘れられていると感じてきたかもしれない。限られた言語固有の機能しか提供されていないためだ。
この拡張機能は、「定義に移動」や「定義をここに表示」、条件および関数でのブレークポイントなどのデバッギングツールを含む、Visual Studioユーザーにおなじみの機能を提供する。またソースコード整形ツールclang-formatがサポートされ、開発者は好みのスタイルオプションに従い、エディタ内でファイルを整形できる。デフォルトはLLVMだが、設定可能になっている。
また、C/C++ユーザーは新しいファジー自動補完のオプションを使うことができる。これは意味解析を使わないタグパーサーアプローチによるもので、IntelliSenseほど進んだものではない。この追加により、Visual Studio CodeでCygwin/MinGWアプリケーションをデバッグできるようになる。MacユーザーはGDBを用いてコンソールアプリケーションをデバッグすることができる。
すべての機能と既知の問題について、詳しくはプロジェクトのリリースページを参照してほしい。この拡張機能は、3つのVisual Studio Codeプラットフォーム (Mac OS X、Windows、Linux) をすべてサポートしている。ただし、現時点で、LinuxのデバッギングサポートはUbuntu 14.04 64-bitでしか公式にサポートされていないことに注意しよう。
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