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テクノロジー分野の女性不足にタックル

原文(投稿日:2016/06/06)へのリンク

最近では、テクノロジー分野で女性が不足していることに関する調査や、この不足を乗り越えようと頑張っている団体のハイライト、またテクノロジー産業がより女性にとって適切で魅力的になるように支援するような内容で、いくつもの記事が書かれている。

Helen Twose氏は、”Women in tech: IT industry behind pace in addressing gender balance”というタイトルの記事を書いた。そこで彼女はテクノロジー産業におけるジェンダーのアンバランスについて分析している。シリコンバレーの大手IT企業に触れて彼女はこう述べている。

ただしテクノロジー大手には他に共通項もあるのです。それは女性従業員が不足しているということです。

何年ものプレッシャーを折り込み、シリコンバレーのビッグネームは、男性が女性の2倍いるというダイバーシティの数値を公表し始めました。

この数字をテクニカルロールに限ってみたり、全従業員のうちの割合としてみると、Twitterの10%からPinterestの20%の間となります。

一方、アメリカ合衆国における全ての専門職の57%を女性が占めています。

さらに大学でIT科目を勉強する女性の統計を引用し、こう述べている。

アメリカ合衆国では、1985年にコンピュータ分野で卒業した37%が女性でした。2012年になるとこれが18%まで下がっています。

彼女は、ITにおける女性不足は、産業に対する認識が理由の1つとなっているのではと言う。

Googleによる調査でも、技術産業に明るい女性は、この業界を”未来”、”楽しい”、”やりがいのある”、”面白い”、そして”お金”といった言葉を連想するそうです。

その一方で、この業界について多くを知らない女性は”つまらない”、”難しい”、”オタク”、”数学”といった言葉を使うというのです。

彼女はニュージーランドのイニシアチブをいくつか分析している。女子高校生にIT分野について紹介することにフォーカスしているものだ。そしてThe Mind LabのFrances Valintine氏を引用し、「このエクスポージャーは両親から始まる - 特に母親から。」「ティーンエイジャーの科目選択の80%はママによって決められている。ママたちは自身の学校と就業の経験からキャリア選択の土台を作るのである。

記事はニュージーランドのIT分野で成功を収めた女性をハイライトしている。また、IT分野における統計データの改善にフォーカスし、女性が参画できる機会を示している組織についてリンクを貼っている。

同様の流れで、最近のalphrが技術産業を女性にとってよりよい場所にしているグループを取り上げた記事を出している。

記事にはこうある。

イギリスでは、プログラマーやソフトウェア開発者に従事する女性はわずか13%しかいない(BCS, The Chartered Institute for IT and the Tech Partnership)。加えて、女性ITディレクターは10%未満である。

理由の一部は、「若い女性は一般的にテクノロジー分野のキャリアに進むことを推奨されず、支援してあげられるようなリソースも提供されない」からとされている。

アンバランスを解決する方法として、より多くの少女たちがコーディングを教われるように保証することが提案されている。これは確実に成果を達成できるよう狙いを定めるいくつものイニシアチブの議論に続いている。

 

 
 

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