Microsoftが.NET Core、ASP.NET Core、Entity Framework Coreのサポート計画を発表した。MicrosoftのLee Coward氏によると、彼らはリリースに2股のアプローチを利用するプランだ。そのプランは彼らのオープンソース活動にあった大きな疑問の一つ、「これら始まったばかりのプロジェクトに対するサポートやセキュリティパッチの提供について、開発者はどれくらいの期間、Microsoftを当てにできるのか」に答えるものだ。
LTS(Long Term Support)の称号がついたリリースは、リリース後に基本3年間サポートされ、今後のリリースに合わせて追加で1年のサポートが利用できる。セキュリティ問題や深刻なバグに対するパッチを適用することで、LTSリリースは安定したリリースとみなすことができる。
LTSを補うのがFTS(Fast Track Support)パッケージのリリースだ。FTSリリースにはバグ修正も含まれるが、主として新機能の提供にフォーカスしている。FTSは、対応する親のLTSリリースのライフサイクル期間にリリースされる。通常のサポート期間は3ヶ月で、そこで新しいFTSがリリースされることになる。親のLTSのライフサイクル期間における最新のFTSリリースは、1年間サポートされる。開発者は、クリティカルなシステムを安定させるためにLTSパッケージを使いながら、最新機能を実験するためにFTSリリースを使うことができる。
リリースのバージョニングは調整され、major.minor.patchというパターンに従うようになる。LTSリリースでは、majorバージョンが上がる(例えば4.0.0)。FTSリリースでは、対応する親のmajorバージョンは同じまま、minorバージョンが上がる(例えば4.1.0)。両者必要に応じて、patchバージョンが使われる(例えば4.0.1や4.1.1)。
このプロセスをよく理解したい人向けに、MicrosoftのRich Lander氏がバージョニングおよびに追加例に関するドキュメントを提供している。
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