VisionMobileの最近の調査「Developer Nation Q3 2016」によると、主要プラットフォームおよび開発者マインドシェアとしてのAndroidのリードはより強固になっているようだ。また、Windows開発者はクラウドでC#を使うのを好み、Linux開発者はJavaに留まっている。
プラットフォーム優先順位における開発者の好みは、何年もの間、iOSが首位を占めていた。企業が新しいアプリケーションを作り始める時には、まずiOSを最初のターゲットにし、そのアプリがうまくいきそうだとわかると、同じものをAndroidでやってみるものだった。ところが今や、北米および西欧でAndroidはiOSに追いつき、それ以外、特にアジアでは大きくリードしているという。実際の値を以下の表に示す。趣味やサイドプロジェクトでは、さらにAndroidの優位が高くなっている(表には示されていない)。
Windows PhoneおよびWindows 10に対する開発者の関心は、あらゆる国で約5%に留まっている。
開発者マインドシェアに関して、iOSの61%に対し、Androidは79%となっている。モバイルブラウザは2011年には56%と、開発者のマインドシェアをかなり得ていたが、2014年には7%にまで落ちた。今は30%程度に回復している。
次のチャートは、サーバサイド言語に関する開発者の好みを、主要デスクトッププラットフォームごとに示している(クリックすると拡大)。
デスクトッププラットフォームとしてWindowsを選択している場合、好みのサーバサイド言語はC#が首位で、C/C++とPythonが続いている。これに対し、Mac開発者はPHP、そしてJavaを好んでいることがわかる。MicrosoftはC#をクラウドのメイン言語にすべく、多くの技術をオープンソース化し、.NETをクロスプラットフォーム化する努力をしているが、本レポートによると、Linux/macOSを使っている開発者でC#を使いたいのは、それぞれ2%/3%にすぎない。
IoTにおける開発者の関心など、調査結果の詳細についてはレポート全文を読むことをおすすめする。本調査結果は、世界145ヵ国16,500名以上の開発者からの回答に基づいている。
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