XAMLベースのデータに結びついたアプリケーションを書いている開発者は、データ入力コードを生成するルーチン作業を自動化する新たな方法を得た。Karl Shifflett氏が書いた拡張機能XAML Power Toys for Visual Studio 2015 (XPT)は、データ入力フォームを書くという退屈な作業を大幅に簡単化する。XPTは既存のビューモデルやエンティティクラスを理解して、どのフィールドを含めるかを指定できるビジュアルレイアウトエディタを開発者に提供する。最終的な結果はXAMLコードになり、そのままコンパイルしたり、さらにカスタマイズすることができる。
XAML Power Toysのワークフロー例
- XAML Power Toysを開始
- ソースクラスを選択
- (任意で)フォームのオプションを設定
- プロパティをレイアウトサーフェイスにドラッグ&ドロップ
- (任意で)コントロールのオプションを設定
- (任意で)UI生成のオプションを設定
- UIを生成
現在、XPTはXamarin FormsとWPF(Windows Presentation Foundation)アプリケーションをサポートし、今後の追加としてUWPのサポートが挙げられている。GitHubページの他、Shifflett氏は各種プロジェクトでXPTがどのように使えるかを紹介した複数の動画(概要、バインド可能なPicker、同じ行に複数のコントロールなど)を作成している。XamarinのMayur Tendulkar氏も、ツールの使い方について情報を求めている人のために、簡単な紹介を書いている。
この拡張機能は、Visual Studio 2015の全バージョン(Community、Professional、Enterprise)をサポートしている。Apache Licenseのもとオープンソースとしてリリースされており、開発者はどのように動いているのかを調べて、望むなら変更を加えることができる。
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