最近、GoogleはGoogle Cloud APIsの.NETサポートを発表した。これには、C#バインディング、PowerShell cmdletが含まれている。またVisual Studio拡張では、Google CloudリソースのブラウズとGoogle Compute EngineへのASP.NETアプリケーションのデプロイが可能になる。
Google Cloud APIsのC#バインディング
C#バインディングは、以下のGoogle Cloudサービスへのアクセスを提供する。
- Google BigQuery
- Google Cloud Datastore
- Google Cloud Logging
- Google Cloud Pub/Sub
- Google Cloud Storage
- Google Cloud Natural Language
- Google Cloud Vision
Google Cloudバインディングには独自のリポジトリがある。サポートされる他のGoogleサービスのためのバインディングもGitHubにある。いずれもNuGetで公開されている。
Googleサービスは通常、HTTPとJSONを使って実装されてきたが、Google Cloud APIsのような最新のサービスは、ハイパフォーマンスRPCフレームワークであるgRPC上に構築されている。gRPCはパフォーマンスだけでなく、APIに必要とされる双方向ストリーミングを提供する。
多くのGoogle APIが.NET Coreランタイム上で動作するが、残りのAPIのサポートは進行中だ。
PowerShellサポート
Google Cloud Tools for PowerShellは、Google Cloudリソースを管理するcmdletから成る。まだベータ版で、ドキュメントによると、現時点でAPIの破壊的変更の可能性があると警告されている。
Cloud Tools for PowerShellはGoogle Cloud SDKのWindows版に含まれる。
以下のサービスがサポートされている。
Google Cloud DNS
Google Cloud SQL
Google Cloud Storage
Google Compute Engine
Visual Studio拡張
Google Cloud Platform Extension for Visual StudioはGoogle Cloud StorageとGoogle Compute Engineの利用を可視化するツールを提供する。また、ASP.NET 4.xアプリケーションのGoogle Compute Engineへのデプロイもサポートする。
今回の最初のリリースは、今後の機能追加に道を開くものだ。進行中の注目すべき機能に、ASP.NET CoreアプリケーションのGoogle App EngineやGoogle Container Engineへのデプロイがある。
C#バインディング、PowerShell cmdlet、Vistual Studio拡張はすべてオープンソースプロジェクトで、GitHubに公開されている。
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