何週間もの憶測のあと、Anil Gaur氏は、氏はOracleのグループヴァイスプレジデントであり、Java EEとWebLogicサーバの責任者であるのだが、本日JavaOneでオラクルが提案するJava EEのロードマップを明らかにした。計画では2017年末までに基本的なマイクロサービスとクラウド能力を持ったJava EE 8をリリースする予定だ。それから1年後にさらなる機能を持ったJava EE 9をリリースする予定だ。
1ヶ月前の彼のJCP Executive Committeeでの登場と一致し、 かつオラクルの製品開発責任者であるThomas Kurian氏へのインタビューの間と同様に、JavaOneでのJavaキーノートにおけるGaur氏のプレゼンテーションは3つの基本的な原則を話題とした。エンタープライズJava業界におけるイノベーションを標準化する場所としてのJava EE、Java EEに対して実行する必要があることをオラクルはコミュニティを通じて、そしてコミュニティとともに進めていくという変化、オラクルがJava EEの将来を信じその一部となることを望んでいること、である。
新しい機能に関して、Gaur氏は、リアクティブプログラミングやコンテナ化のような新しいアプリケーション開発のスタイルは多くの利点を提供するけれども、それらはまた平均的な開発者にとっては挑戦であることを指摘した。この理由のために、彼はJava EEに対するオラクルの戦略は、これらのやり方を標準化するためにその機能性を拡張することであり、それは世の中にある異なる競合策を評価しなければならないことから開発者を救うと強調した。より正確には、Gaur氏はJava EE 8は拡張されたセキュリティ(セキュアな管理とOAuthやOpenIDへのサポートという形式で)と自己完結設定へのAPI、そしてまたヘルスチェックのための異なるAPI(潜在的にはアプリケーション監視のサポート)と拡大することを提案した。2017年末までにこれらすべてを用意することを目標としている。それから彼は提案されたアーキテクチャにまで広げた。潜在的には2018年末のJava EE 9で利用可能になるが、例を挙げると結果整合性やキーバリューストレージのような他の機能を含むだろうとした。
Anil Gaur氏はJava EEに対して提案されたアーキテクチャについてプレゼンテーションした。
発表の妥当性にかかわらず、Gaur氏はオラクルはこれらの変化すべてを達成するためにコミュニティとともに作業することを決定していることを強調した。まず人々がどのようにアプリケーションを作成し、設定し、管理し、パッケージングしているかを理解するために公開調査から始める。最後に、Java EEが業界に対してどのぐらい適切であるかを示すために、Gaur氏はJava EEをベースにしたアクティブなオープンソースプロジェクトの数を示した(MicroProfileを含む)。そして8つの異なる組織を招待した。研究(CERN)から金融(Nykredit)まで及んだ分野において、彼らが現在Java EEをどのように使い、将来においてどのように使いたいのかを話してもらうためだ。
開発の過去のペースを考慮すると、オラクルが今後30ヶ月でJava EEの2つの新しいバージョンのリリースを達成するとは、少し考えられないかもしれない。しかし、メッセージはJava EEが今後より注目を集めるようになるであろうように見える。新しい機能すべてに対するJSRが一度作成され作業が始まれば、私たちはこれらの計画が現実化される度合いを評価することができるだろう。
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