スタートアップ362社のソフトウェア専門家を対象に、7月6日から27日にかけて実施したアンケート調査結果をGitHubがリリースした。一番の注目は、最新ツールの利用とコラボレーションの改善に優先度を置いていることだ。セキュリティは優先順位が高いが、81パーセントは準備ができる前にソフトウェアをリリースしていると認めている。
アンケート調査した開発者の大多数によると、最新の開発ツールへのアクセスは最優先だ。これには、分散バージョン管理、継続的インテグレーション、チャットおよびコラボレーション、アジャイル開発、継続的デリバリーのためのツールが含まれる。驚くことではないが、調査した開発者の92パーセントがGitを使っている。59パーセントはそれによってコラボレーションの改善を実現しているが、その一方で、回答者の40パーセントはGitの学習曲線が最大の懸念だと明らかにしている。
GitLabのアンケート調査では、開発者の日々の生活におけるオープンソースツールの重要性についても確認している。18パーセントがもっぱらオープンソースツールを活用している。プログラミング言語については、回答者の51パーセントが好みの言語としてJavaScriptを使っており、そのあとPython (36パーセント)、PHP (30パーセント)、Java (26パーセント) が続く。興味深いことに、Swiftの採用は回答者の8パーセントで、すでにObjective-C (4パーセント) の2倍になっている。
調査結果はセキュリティに大きな関心があることも示している。開発者の86パーセントが、セキュリティは重要もしくは極めて重要だと述べている。しかし、実のところ、開発者の81パーセントが、スケジュール、シニアマネージャーのプレッシャー、チームの出入りを含む多くの要求のせいで、準備ができる前にコードをリリースしていると認めている。興味深いのは、インナーソーシング、すなわち、組織内でオープンソース開発パラダイムを採用すること、に関するものだ。39パーセントが、セキュリティバグを明らかにする、時間を節約する、チームのダイナミクスを改善するのに、役立つプラクティスだと考えている。
最後に、開発者の33パーセントが、ハイブリッド開発プロセスを好んでいると述べている。26パーセントがScrumを使い、18パーセントがアジャイルを使っている。ウォーターフォールを使っているのは2パーセントしかいない。
2016 Global Developer ReportはGitLabのサイトから手に入れることができる。
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