Microsoftは同社のEdgeブラウザーが、Googleが昨年オープンソース化した圧縮アルゴリズムであるBrotliの使用を開始したと 発表した。
最新のEdgeビルドにおいてBrotliはデフォルトでオンになっており、Windows Insider Programを経由してプレビューできる。 来年の早い時期に安定ステータスになる予定であるとMicrosoftはいう。Microsoftによると、同等のアルゴリズムと比べて20%以上の圧縮率であり、クライアントのCPUコストに影響なしでページの読み込み時間を短縮できるという。
Googleによると、BrotliはDeflateと互換性のない、完全に新しいデータフォーマットだが、確実に高い圧縮を実現している。 GoogleによるとBrotliは、展開時にはzlibと同じぐらいに高速で、 Canterbury CorpusにおいてLZMAとbzip2よりも高い圧縮率を提供している。Brotliは特にWebアセットやAndroid APKのオフラインエンコーディングやオンラインデコーディングのようなシ・ Web向けに調整されている。 Googleは、deflateアルゴリズムの中で最高の圧縮率である 同社の Zopfliアルゴリズムよりも20・6%高い圧縮率を実現するとしている。
昨年、AppleとFacebookはどちらも新しい圧縮アルゴリズムをオープンソース化しており、AppleのLZFSEとFacebookのZStandardである。
Edgeブラウザーに含まれることで、BrotliはChromeとFirefoxを含むすべての主要なブラウザーにサポートされることになるが、SafariとInternet Explorer 11はまだサポートしていない。
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