エンタープライズでのクラウドの利用はここ数年、ビッグプレイヤの最前線にある。Amazon、IBM、Google、Microsoftはエンタープライズユーザとそのニーズに応えるためにサービスを拡大している。Googleはエンタープライズユーザ向けの一連の機械学習サービスを発表した。
近々発表されるNVidia GPUを搭載したAmazon EC2のElastic GPUやMicrosoftのAzure N-Seriesと同様に、Googleは機械学習のタスクに焦点を当てた、毎分課金のクラウドベースのGPUをまもなく提供する。
GoogleはCloud Vision APIの価格を1/5に大幅に引き下げ、shelfアルゴリズムとそのAPIを介して、顔、ラベル、OCR、会社のロゴ、明示的なコンテンツやランドマーク、画像特性の認識する機能を提供する。これは、MicrosoftのComputer Vision APIやClarifAIのような様々なスタートアップと直接の競合となる。
Cloud Natural Language APIはGeneral Availabilityに段階に進んだ。英語、スペイン語、日本語をサポートし、APIによってエンティティの識別や、感情とテキスト構文の両方の解析ができる。Microsoftは認識サービスとして言語指向の製品を提供する。
新しいアルファバージョンのCloud Jobs APIによって、被雇用者は、より適切な仕事を検索結果として得ることができ、雇用者は提供する仕事の意味をより適切に表現できるようになる。JibeはこのAPIをすでに使っており、それによってJibeのプラットフォームは、Taleo、Peoplesoft、Workdayや他の雇用者向けサービスといった既存のATSプラットフォームと適切に接続できている。
最後に、GoogleはRecurrent Neural NetworksをベースとしたGoogle Neural Machine Translationを使用するプレミアム翻訳サービスを現在提供している。特に長いフォームのテキストで、より良い翻訳結果が得られるとGoogleは述べている。Googleは現在利用可能な標準クラスのサービスの価格も引き下げた。
全体として、Googleはクラウドビジョン、クラウドスピーチ、クラウド翻訳、クラウド自然言語APIを通して機械学習モデルを使えるようにしており、また、クラウド機械学習プラットフォームを通して独自のデータでカスタムモデルをトレーニングする柔軟性を提供している。詳細については、Google公式ブログの投稿とクラウド機械学習サービスのページを参照のこと。
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