Kuzzleはオンプレミスまたはクラウドで実行できるドキュメントバックエンドである。このプラットフォームを支える会社が最近、CES 2017においてエンタープライズバージョンを発表した。
KuzzleはNoSQLストアのスキーマベースまたはスキーマレスドキュメントを保持し、CRUD APIとElasticsearchを経由した高度な検索を提供する。データは複数のデバイス、プロトコルで同期され、ドキュメントの変更をリアルタイムで通知したり、プラグインで拡張することも可能だ。これにより、開発者は操作を実行する前後に機能を追加したり、APIを拡張したりできる。サポートされている通信プロトコルはHTTP、WebSocket、Socket.io、MQTTである。例えばIoTデバイスとの通信に利用されるような他のプロトコルもプラグインで追加できる。
KuzzleはJavaScript、PHP、iOS、AndroidのSDKを用意しており、CのSDKも追加される予定である。
オープンソースバージョンはプロトタイプやアプリケーションのテストに利用できるが、実行はシングルサーバに限定されている。実際のアプリケーションにはライセンスとサポートが付いたエンタープライズエディションが必要なのである。このエディションは、クラスタリングのサポートやフェイルオーバー、オンデマンドのスケール、診断ツールといったエンタープライズ機能を備えている。オンプレミスまたはクラウドでも実行可能だ。当社はAWSやGCEのホストバージョンも提供している。
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