Microsoftは2017年にビルド15002と15007をエンドユーザーに展開し、 開発者にEdgeのマルチプロセスモデルという新しいUWPテクチャ、click-to-run FlashコンテンツとWebVRサポートの更新を提供する。
MicrosoftのHTMLレンダリングエンジンであるEdgeHTMLは15002で多数の更新が含まれる。その中で特筆すべきなのは、Content Security Policy 2.0のサポートだ。 この仕様により開発者は、信頼できるコンテンツのホワイトリストを作成して、信頼されたソースからだけリソースをブラウザーで実行して、描画できるようにできる。
CSP 2.0 では、いくつかの重要な方法で、元のレベルから分離して、自身のポリシーを持つWorkersを含め、保護されたリソースがscript-src
からではなくchild-src
を通じてWorkersを読み込む。
このリリースではまた、デフォルトでWebVR APIsのサポートが追加されている。 試験的なJavaScript APIは、ブラウザから Oculus Rift, Samsung Gear VR, Google Cardboardのような バーチャルリアリティデバイスへのアクセスを提供している。 WebVR APIsを終えるための作業は引き続き15007ビルドで行われる。
その他のアップデートとしては、 Media over FetchとXHR over Fetchをデフォルトで有効にしての、 デフォルトでHTML5のvideo要素の独立したレンダリングがあげられる。さらに、このリリースでは 表示されていない時のsetTimeout()
と setInterval()
コールバックを1秒に1回に制限している。 この変更は、Edgeブラウザーのエネルギー消費を改善する。
新しいMicrosoftのEdgeアプリでは、 Edgeのマルチプロセスモデルによる 新しいUWPアーキテクチャーで、ビジュアルツリーと新しい入力モデルの両方が提供されている。Microsoftによると、 これらの変更は「安定性と入力応答性の改善して、Webページのコンテンツが遅くなったり、ハングしたりするブラウザのUIをより軽快にする。」
Edgeはまた、Chrome、Safari、Firefoxに続き、Flashコンテンツを制限する。ChromeはYouTubeの埋込Flashを書き換え、HTML5を代わりに使用するようにしており、EdgeはFlashのclick-to-run機能を拡張した。
シニアプログラムマネージャーでありセキュリティの専門家であるCrispin Cowan氏によるブログ投稿、 Click-to-RunによるFlashのユーザー制御を拡張において:
HTML5をサポートするするサイトではデフォルトでクリーンなHTML5体験が使用されます。それらのケースではFlashは読み込まれず、パフォーマンス、バッテリー寿命、セキュリティが改善されます。 Flashに依存しているいくつかのサイトでは、ユーザーはFlashをロードして実行するかを決めることができ、その設定は次の訪問でも記憶されます。
開発者向けには、新しいPayment Request APIも提供された。これは現在プレビュー状態だが、Microsoft Walletにより支払い情報と配送情報を保存して、オンライン支払いを改善することを目指している。
最新のWindows 10リリースにおける変更点の完全なリストは、Edgeリリースノートを参照して欲しい。
Rate this Article
- Editor Review
- Chief Editor Action