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.NETの将来に関するMicrosoftの計画

原文(投稿日:2017/02/03)へのリンク

MicrosoftのMads Torgersen氏が.NETファミリーの言語に関する最新の戦略について共有した。これは将来の機能に対するMicrosoft社の考えを知る手がかりになる。C#、VB .NET、F#の開発はGitHub上で公開されているが、Microsoftの長期計画は非公開にされていることが多い。Torgersen氏の発表は、Microsoftの現在の考えに対してレビューとコメントができるという点で有用だ。

Torgersen氏はこう語る。StackOverflowによれば、もっとも使われている言語ともっとも愛されている言語の両方でトップ10に入っているのは、PythonとC#だけだ。C#は、ビジネス、ゲーム、Webなど、さまざまなアプリケーションで使われている。それをふまえて、MicrosoftはC#の設計を「言語のスピリットを保つように留意しながら、積極的に革新したい」と考えている。そして、ほかを犠牲にしてひとつに集中することなく、C#の各種プラットフォームをすべてサポートしたいと考えている。

Visual Basicに関して、ユーザーベースはC#ほど大きくないが、C#よりも新しい開発者の割合が大きい。Microsoftの目からみて、Visual Basicの開発者ベースは小さくて経験が浅いため、将来の設計計画では、C#の設計からVBを切り離すことになるようだ。新しい言語機能には、C#が似ているからといってそれを単に追加するのでなく、VB言語にふさわしいものを追加することになるだろう。とは言うものの、MicrosoftはVBを.NETのファーストクラス言語として扱い、引き続き新しい開発者を歓迎するという。

言及された3つの言語のうち、F#のユーザーベースはもっとも小さいが、とてもその言語に情熱を注いでいる。Torgersen氏によると、Microsoftは「F#をマーケットでもっとも使える関数言語にする」つもりであり、必要に応じてC#とうまく相互運用できるようにするという。

この発表に対する読者のコメントはまちまちだ。F#とC#の開発者は、引き続き言語は日の当たる場所にいると思い、概ね満足しているようだ。一方でVB開発者の方は、言語が取り残されたり停滞したりするのを懸念している。しかし、Torgersen氏は、VBは引き続きMicrosoftの投資のポイントである、と主張している。

 
 

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