GitHubによる開発者へのオープンソースガイドに対するコントリビュートの招待

GitHubは最近自身のオープンソースガイドを立ち上げた。これは最も良くあるシナリオへの対処法や、コントリビュータとメンテナの両方に対するベストプラクティスに関する資料群である。このガイドそのものがオープンソースであり、GitHubは開発者に参加し事例を共有するよう積極的に招待している。

GitHubによれば、このオープンソースガイドを作成する主な動機は、オープンソースに積極的に関わる個人やコミュニティ、企業を支援することである。

オープンソースは特に初心者にとっては複雑です。経験のあるコントリビュータは、使用方法やコントリビュートの方法、そしてオープンソースソフトウェアを開発者する方法について多くの教訓を学んでいます。全員がこの険しい道のりを進み、身をもって学ぶ必要はありません。

最初のコントリビューションを成功させることがこのガイドの唯一の焦点ではなく、ユーザにプロジェクトを見つけてもらうことや新しいプロジェクトを始めること、健全なオープンソースコミュニティを構築することを容易にする努力も必要である。このガイドで重点的に触れられている他の話題にはベストプラクティス、金銭的なサポートの得かた、指標、法的事項がある。

InfoQはGitHubのオープンソース部門長であるBrandon Keepers氏に、GitHubのオープンソースガイドについてより詳細を知るためにインタビューを行った。

このプロジェクトを進めるきっかけとなった主な動機は何だったのでしょうか？

GitHubの開発者は、健全なプロジェクトを作成したり、ソフトウェアワークフローを改善したり、新規コントリビュータへ対応、大きなコミュニティを構築するためのより良い方法を学んでいます。とても多くのオープンソースのメンテナと交流し、一度のプロジェクトで何度も難しい局面に遭遇しながら教訓を得てきたことということがわかりました。ですからコミュニティの井戸端会議のようなものを設立するために、このオープンソースガイドを作成したのです。ここでは役に立つツールや技法、良くある課題やベストプラクティスを全て共有できるようにして、オープンソースソフトウェアを構築するためのこれらの内容を進化させ、続く開発者にこの知識を引き継げるよう文書化していきます。

このガイドは現在の誰でもコントリビュートできるようにオープンソースになっていますが、これらはどうやって作成されたのでしょうか？どんな内容をレビューしたのでしょうか？何を元にこれらを作成したのでしょうか？

私たちはこのガイドをオープンソースプロジェクトとするつもりで開始し、コミュニティの声や彼らの長年の知見・実践を反映させた内容を配布したいと思っていました。ガイドの最初の版はGitHubによって作成・企画され、これは私たち自身の経験と、非常に多くのオープンソースメンテナによる議論、それからコミュニティリーダによるレビューに基づきました。

あなたから見て、GitHubのオープンソースガイドに対するオープンソースコミュニティからの反応はいかがでしょうか？

私たちはこのガイドに非常に期待していましたが、最初の反応は予想以上です。このガイドは最初の週に10000回以上閲覧され、既にコミュニティからの相当なコントリビューションを受け取っています。

既に述べたように、このGitHubのオープンソースガイドは変更を提案する全てのコントリビュータに解放されている。コントリビューションを行うための第一歩は、コントリビューションガイドによると、リポジトリをフォークし、専用のブランチからプルリクエスト形式で変更提案を送信することである。