計算については、Google Cloudの顧客は最大416GBのメモリを積んだ64コアの仮想マシンにアクセスできます。また、Googleのプレゼンによれば、クラウドサービスとして初めてIntelの次世代Xeon Skylakeプロセッサを搭載します。
“我々は300億ドルをこのプラットフォームに投資しました。”とSchmidt氏は言います。“このプラットフォームを複製するなんて意味があるでしょうか。すでに現実はこのようになっているのです。これは本当に真剣なミッションです。Googleには新しい計算プラットフォームを世界的に展開し必要な人に使ってもらえるようにするための資金と意義とコミットメントがあるのです。これを複製しようなんて思わないでください。もっと賢くお金を使ってください。
App EngineはNode.js、Ruby、Java 8、Python 2.7と3.5、Go 1.8をサポートします。またベータですが、PHP 7.1と.NET Coreもサポートします。App Engineの99.95%というSLAでサポートされます。マネージドなランタイムでお好みの言語で簡単に開始しオープンソースのライブラリとパッケージを活用できます。そのまま使えるもの以外のことが必要な場合は、独自のDockerコンテナを使ってマネージドランタイムを飛び越えてください。App Engine上でどんな言語でもライブラリでもフレームワークでも使えます。
Google Cloud Dataprepは新しいサーバレスのブラウザベースのサービスであり、分析のためのデータの準備にかかる時間を劇的に削減します。データの準備に費やされる時間はデータサイエンティストの時間の80%を占めると言われています。こんサービスはデータソースと接続し、データのタイプを特定し、例外的なデータを特定し、データ変換を提案します。データサイエンティストは提案されたデータ変換に満足するまで、データのスキーマを視覚化できます。そして、DataprepはGoogle Cloud Dataflowでデータパイプラインを作成し、BigQueryなどの出力先にエクスポートします。
Googleはコストについて話すことで企業をターゲットにしています。Hölzle氏によれば、他のクラウドサービスプロバイダを使っている企業は、すべてのリソースを使わなくても固定された構成を強制されるという犠牲を払い、安値で提供を受けるために3年リースの契約にサインして多くの無駄な支払いをしています。
GoogleとAWSの価格を両社の値引きの構造を踏まえて"現実世界のシナリオ"として分析した結果、RightScaleは、単年から3年の利用で、Googleのほうが28%から35%程度AWSより安いことを明らかにしました。
この新しいモデルでは、チームに必要な役割の分だけを支払います。そして、アプリケーションのライフサイクルに最も適したサポート応答の時間を決定し、誰がサポートやりとりするのかを決めます。...サポートレベルをミックスしてプロジェクトの開発の成熟度具合に応じて使うこともできます。...月極めの内容を調整してビジネスの動きの中でサポートのニーズを変えることもできます。
Googleは以前、エンタープライズ分野をリードするWindowsのクラウド環境を構築すると約束しました。以前にも事前に構成されたMicrosoft SQL Server EnterpriseとWindows Server CoreのGoogle Compute Engineでのサポートを発表しています。そして、Stevens氏は今日、SQL Server Enterpriseの一般提供を発表し、さらに、Google App EngineとContainer Engine向けの.NETのベータを発表しました。
Googleによれば、SAPはSAP HANAをGoogle Cloud上で提供します。SAP HANAはインメモリデータベースであり分析エンジンです。これはGoogleにとって重要な一歩です。顧客として、そしてパートナーとして大企業がGCP上に加わったことが強調されるからです。
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