MicrosoftはUniversal Windows Platform(UWP)で使用する新しいコントロールを導入した。 UWPは、PCベースのシステムからXbox OneからHoloLensまでのすべてのWindows 10ベースの中核となるものである。Microsoftがこのプラットフォーム上に高品質なアプリケーションを開発する開発者をサポートするために、UWPコミュニティツールキットをリリースした。
このツールキットでは、開発者が独自のUWPアプリケーションで使用するヘルパー機能、カスタムコントロール、アプリサービスを提供する。このツールキットは、GitHubで開発され、公開されている。そのため、開発者はWindows SDKにない機能を追加することでアプリケーション開発に対して早いスタートを切ることができ、また、機能を実現しているコードを参照することができる。
ツールキットの最新リリース(バージョン1.3)には、9つの新しいコントロール、2つの新しいサービス、3つの新しいアニメーションが追加されている。動作中の新しいコントロールと既存のコントロールの両方を参照するに、UWP Community Toolkit Sample AppをWindows Storeで入手できる。
MicrosoftはUWPアプリケーションの採用を推進しているが、プラットフォームが高度なアプリケーション開発をどのようにしてうまくサポートできるかを検討することは重要である。Microsoftが現在UWPに対して何を開発しているかを確認するには、ロードマップを参照すればよい。Microsoft MVPのThomas Claudius Huber氏は、従来の業種ビジネスアプリケーションを作成するためのUWPの現在の状態の概要を示している。彼は例として、現在利用可能なUWPコントロールのみを使用してVisual Studio Shellを再作成した。
Huber氏は現在UWPで利用できないいくつかの有用なコントロールを特定している。不足している項目のうち、注目すべきものは次のとおりである。
- クラシックメニュー - ハンバーガースタイルメニューのみが現在利用可能である。Huber氏自身がこれを追加するためのUserVoiceリクエストを送信した。
- クラシックツールバーまたはリボン - これらのコントロールタイプは両方ない。
- 開発中の現在のtreeViewを拡張するHierarchicalDataTemplate
- SqlClient - Web APIを使用せずには、Server Explorerまたはデータベースに直接アクセスするための関連ツールと同じようなアプリケーションを構築することができない。
Huber氏が示すように、UWPの開発はリアルタイムで行われている。そして、そのプラットフォームへの移行を検討している開発者は、アプリに必要なツールが必要なときに準備ができていることを確実にするために、方向性について深く理解する必要がある。
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