JetBrainsが人気のあるWebStorm IDEのバージョン2017.1をリリースした。変化のはやいJavaScript業界で競争力を保つため、新たな機能が追加されている。
JetBrainsは何年もの間、WebStormをJavaScriptで最新かつ最高のものにしてきた。変化の速度を考えると、これは大したものだ。今年も変わることなく、彼らはVue.jsのサポートを追加した。
WebStormは.vue
ファイルを認識できるようになり、テンプレート内のコード補完をサポートする。他のviewコンポーネントを参照するときやimport
文を追加するとき、自動補完できるようになる。Vue.jsの作者であるEvan You氏はInfoQに「すばらしいニュース」だと思っていると語った。
WebStormをメインのエディターとして使っている、あるいは使いたいと思っているVueユーザーがたくさんいるのを知っていますが、みんなVueサポートの改善を心待ちにしていました。
Reactサポートには、React自体のimport
を自動生成するのに加えて、コンポーネントのimport
文を自動補完、自動生成する機能が加わった。また、Reactコミュニティで人気のあるJestテスティングプラットフォームもサポートする。
Angular開発者向けには、新しいAngular Language Serviceが使えるようになる。このサービスはAngularチームが書いたもので、Angularテンプレート内でエラーチェックと型の推奨をしてくれる。
この新しい機能とそれがWebStormのネイティブ機能よりも改善されている理由について、Victor Savkin氏は次のように書いている。
WebStormはそのままでもいい仕事をしてくれます ... でも、そこまでです。"this."を自動補完しようとすると迷子になります。
Savkin氏はAngular Language Serviceについて次のように言っている。「もうWebStormは推測をする必要がありません。@angular/language-service
の助けで、何がテンプレートで使えるのかを実際に知っているのです」
また、このところStandardJSコードスタイルが人気だが、他の各種コードスタイルとともにネイティブでサポートされた。
開発者は30日間無料でバージョン2017.1を試すことができる。試用後の年間サブスクリプションは、個人開発者向けに59ドルから、ビジネス向けに129ドルから用意されている。
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