JetBrains Rider IDEの最新リリース(EAP17)では、.NET Codeデバッグサポートが廃止されている。.NET Coreプロジェクトのデバッグに使用されるNuGetパッケージのひとつと、ライセンス面で競合することが廃止の理由だ。その回避策としてJetBrainsは、.NET Coreデバッグを再度サポートするRider EAP18の開発を通常よりも早く提供した。
約1週間でサポートが復旧したことになるが、現時点で.NET Coreコードがデバッグ可能なのはWindowsシステム上のみ、という点に注意が必要だ。LinuxおよびMac OS Xシステムでの.NET Coreサポートは後日に提供される予定である。同社のMaarten Balliauw氏は今回のサポートについて、変数のインスペクションやコードのステップ実行の他、動作中のCore CLRプロセスへのアタッチも可能である、と書いている。
EAP18で提供される変更は.NET Coreサポートだけではなく、プロジェクトへのCOM参照の追加も機能として加えられている。“無効なボリューム区切り文字”エラーや、未使用コードのフォールディングが正しく動作しない場合がある問題など、いくつかの重大なバグも修正された。
修正項目の全リストがJetBrainによって提供されている。Rider EAP18は現在、Windows、Mac OS X、Linux版がダウンロード可能だ。
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