Microsoft AzureのリードアーキテクトのJohn Gossman氏は、ServerlessConf Conferenceで木曜日に、MicrosoftのオープンソースのServerlessプラットフォームに関する講演をした。Serverlessアーキテクチャは、Platform as a Service (PaaS)の進化系として、サービスとインフラストラクチャの抽象化に役立つが、アプリケーション開発とイノベーションも加速にも寄与する。
Gossman氏は、関数やバインディング(データベースなど)のようなServerlessアプリケーションプラットフォームコンポーネントについて話した。プラットフォームはAzure FunctionsとLogic Appsで構成される。また、Serverlessデータストレージ、メッセージング、ゲートウェイコネクタ、インテリジェンス、ボットなどの他の機能も提供する。
Azure Functionsにより、コードをイベントと結合することができ、開発者が組み込みのコネクタやバインディングを活用してアプリケーションを構築するのに役立つ。Yochay Kiriaty氏はAzure Functionsがどのように動作するかを、JavaScriptで入力トリガと出力トリガ(Queueトリガ関数)を使用したサンプルアプリケーションで示した。
Logicアプリケーションコンポーネントには、ビジュアルデザイナー、複数のコネクタ、機能オーケストレーション、およびクラウド内のワークフローが含まれている。これには、アプリケーション制御フローを定義するためのワークフローデザイナが含まれている。 Logic Appsには、Cloud APIと、Microsoft Cognitive Services、人工知能、機械学習、コンピュータビジョン、音声検出などのいくつかの組み込みコネクタが付属する。
Jeff Hollan氏は、Logic Appsの使い方を示したが、Twitterのようなデータソースに接続し、テキスト分析にはAzure Cognitive Servicesを使用し、そして、その結果をPowerBIのリアルタイムダッシュボードに公開した。
Chris Anderson氏は、アラート、ライブストリームビュー、スマート検出などのオプションを使用して、Serverlessプラットフォームコンポーネントを監視する方法のデモを行った。プレゼンテーションの終わりで、Gossman氏はTypeScriptインテグレーション、ツールオプション、サーバレスプラットフォームで利用可能なAzure Functions Portalについて述べた。
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