Microsoftが.NET Core 2.0の最初のプレビューをリリースした。.NET Standard 2.0をサポートするために熱望されていたものだ。これは大きな変化で、.NET Core開発者が利用できるAPI数は.NET Core 1よりも20,000以上増える。.NET Standardに準拠することで、開発者は従来の.NET Framework、.NET Core、Xamarinなどの.NET互換プラットフォーム間でコードを使いやすくなる。
Linuxを使っている開発者はうれしいはずだ。.NET Core 2では、特定のLinuxディストリビューションが要求されるのではなく、単一のプラットフォームとしてLinuxを扱うようになるためだ。ただし、依然として.NET Core 2 Preview用のディストリビューション固有(DEB、RPMなど)インストーラーをダウンロードする必要があるだろう。この部分は変更されていない。Mac開発者は.NET Core 2をはじめやすくなるはずだ。OpenSSLをインストールする必要がなくなり、代わりにネイティブのApple暗号化ライブラリが使われるためだ。
Visual Basicをサポート
.NET Core 1ではVisual Basicがサポートされず、多くのVisual Basic開発者は落胆した。.NET Core 2では一転して、サポートが追加される。VB開発者はコンソールアプリケーションや.NET Coreと.NET Standardのクラスライブラリを書けるようになる。
.NET Core 2.0 Previewの使い方
Visual Studio 2017は引き続き、デフォルトで.NET Core 1.Xを使っており、今のところ.NET Core 2を使う最も簡単な方法は、その15.3 Previewリリースと.NET Core 2 Preview SDKをインストールすることだ。リリースノートはGitHubにある。
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