最近のブログ投稿で、Microsoftはオンプレミス データ ゲートウェイが一般公開(General Availability, GA)となったことを発表した。このゲートウェイは、多くのMicrosoft PaaS、SaaSサービスから、コーポレートファイアウォールの後ろにあるデータソースへのリモート接続を可能にする。
Microsoftのドキュメントによると、サービスは下記のように表現されている。
オンプレミスのシステムとMicrosoft Cloudサービス間でのデータ転送と暗号化を高速で行うブリッジとして機能します。 ゲートウェイは、オンプレミスのソースから、Azure Service Bus 経由の暗号化されたチャネルでデータを転送します。 すべてのトラフィックは、ゲートウェイ エージェントからの安全な送信トラフィックとして生成されます。
オンプレミス データ ゲートウェイによって現在サポートされているMicrosoft Cloudサービスには下記がある:
- Power BI – セルフサービスでデータ探索と視覚化をする
- Microsoft Flow – IFFTライクなパーソナルワークフローと接続をする
- PowerApps – クロスプラットフォームのシチズンデベロッパーモバイル開発プラットフォーム
- Logic Apps – サービスとしての統合プラットフォーム(iPaaS)
Microsoftはまた、この数ヶ月で、Azure Analysis Servicesのサポートを含めることを計画している。
ゲートウェイを設定すると、これらのデータソースに接続できるようになる:
- BizTalk Server
- DB2
- File System
- Informix
- MQ
- MySQL
- Oracle Database
- PostgreSQL
- SAP Application Server
- SAP Message Server
- SharePoint for HTTP only, not HTTPS
- SQL Server
- Teradata
オンプレミス データ ゲートウェイは、コーポレートネットワークにインストールが必要なソフトウェアエージェントである。公開したいデータソースと同じサーバにインストールすることも、自身のサーバにインストールすることもできる。ゲートウェイの設定を終えるには、Azure Active Directory (Azure AD) によって管理されている職場または学校の電子メールアドレスを持っているAzureアカウントでサインインする必要がある。Azure Portalにゲートウェイを関連づけるため、このアカウントでAzureサブスクリプション内でアクセスできるようにしておかなければならない。
Azure Service Bus Relayはオンプレミス データ ゲートウェイに企業環境とクラウド間の接続を提供する。この接続を容易にするため、Service Bus Relayはランデブーエンドポイントを作るAzureへのアウトバウンド接続を生成する。リクエストはこの接続を通してオンプレミスネットワークへトンネルされる。多くの顧客は、この接続をファイアウォールを変更せずに実現できる。
画像元: https://docs.microsoft.com/en-us/azure/logic-apps/logic-apps-gateway-install#gateway-cloud-service
オンプレミス データ ゲートウェイ サービスのプレビューの間、Azure Active Directoryのテナントロケーションにゲートウェイを配置するよう設定されていた。現在では変更され、GAの発表によると、顧客は
ゲートウェイ クラウド サービスとAzure Service Busコミュニケーションチャネルで利用したいリージョンをゲートウェイのインストールで選択できる。
また、GAのリリースには、ゲートウェイ コネクション リソースを削除したり、ゲートウェイを別のAzureリソースに関連づける機能も含まれている。
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