JetBrainsが.NETにフォーカスしたマルチプラットフォームIDE、Riderの最初のRC (2017.1) をリリースした。Rider 2017.1は、パフォーマンス、WebStorm機能、Nugetフィードのプライベート認証、それからもちろん、多くのバグ修正にフォーカスしたものだ。
Windowsユーザーは起動時間が高速になったと感じるはずだ。JetBrainsは以前のバージョンから約5-10秒短縮した。F#コードの編集も高速になるはずだ。複数のエディタフリーズが取り除かれた。
NuGetユーザーはいくつかの箇所の修正による恩恵を受けるはずだ。まず、これまでソリューションをロードするたびに呼び出されていたNuGetのリストアは、必要に応じて実行されるようになる。パッケージをリストアするときには、まずローカルキャッシュがチェックされる。プロジェクトツールセットが変更されると、RiderはNuGetリストアを実行して、正しい依存関係が存在し、適切に参照されていることを確かめる。
NuGetサポートには、プライベートもしくは社内のNuGetフィードのユーザーのためのクレデンシャルサポートも追加される。つまり、Riderでユーザー名とパスワードを必要とするNuGetフィードが使えるようになるということだ。Riderのパスワードストアにその情報を入力して保存することができる。
JetBrainsは、最良の結果を得るために、JavaScript、TypeScript、CSS、HTMLなどのWebファイルの編集にWebStormを使うべきだと述べている。そういうわけで、RiderはWebStorm機能の一部を継承して、Web.configファイルをユーザーフレンドリに編集できるようになった。この機能は他の.configファイル(例えばApp.config)とMSBuildファイルにも適用される。
Riderからアプリケーションを起動するとき、コンソール出力をIDE内に表示するのではなく、外部コンソールにリダイレクトできるようになった。これは設定可能になっており、IDEのRun/Debugモードでアプリケーションを起動したときに適用される。
Rider RC1はMac、Windows、Linuxで利用可能で、ここからダウンロードできる。
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