Microsoftは.NET Coreプラットフォームの一級市民として、Visual Basicを導入する方向だ。.NET Core 2リリースの一部として、VBデベロッパーは.NET Standard 2.0をターゲットとするコンソールアプリとクラスライブラリが作れるようになる。これらはすべて、マルチプラットフォーム互換だ。これは、Windowsで動くのと同じ実行ファイルやライブラリがmacOSとLinuxで動くことを意味している。
.NET Core 2 SDKをインストールすると、VBプロジェクトが作成できるようになる。これは.NET Coreなので、Visual Studioが役に立つが必ずしも必要ではない。2.0には4つのVBテンプレートがある。
- コンソールアプリケーション - サンプルのHello Worldアプリ
- クラスライブラリ
- ユニットテストプロジェクト
- xUnitテストプロジェクト
コマンドラインから次のコマンドが実行することで、.NET Core 2.0以上であることを確認できる。
dotnet –version
そうしたら、新しいプロジェクトを格納するための新しいディレクトリを作成し、dotnet newを実行して、いずれかのテンプレートに基づいた新しいプロジェクトを作成する。そして、dotnet runを実行して、プロジェクトを立ち上げる。
mkdir vbcore
cd vbcore
dotnet new console -lang VB
dotnet run
ただし、これでMicrosoftの作業が完了したわけではない。.NET CoreのVBデベロッパーのために、ASP.NET Coreを使えるようにする作業が残っている。MicrosoftのImmo Landwerthによると、そのためのテンプレートは作業中のようだ。とはいえ、VBデベロッパーはこれでmacOSとLinuxのクロスプラットフォームコードが書けるようになる。これは今までサポートされていなかったものだ。
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