他のプログラミング言語サーベイとは違って、IEEE Programming Language Surveyは、ランキング基準の重み付けをインタラクティブに変更できるようになっている。10のデータソースに12のメトリックスを適用することで、48の言語をランク付けする。彼らはその設計、手法、データソースについても説明している
典型的なIEEE Spectrumの読者向け、新たなトレンド、雇用者の関心、オープンソースといった、プリセットのランキングがいくつか用意されている。Web、モバイル、エンタープライズ、組み込みといった、業界セクターに基づいてフィルタリングすることもできる。結果は昨年と比較することができる。各データソースの重み付けを変えることで、どれくらい重要視するのか変更することもできる。データソースのひとつに、科学と工学に関するカンファレンスとジャーナル記事を含むIEEE Xplore Digital Libraryが含まれている。
IEEE Spectrumの典型的な読者向けのデフォルトランキングを使うと、そのトップ10は、Python、C、Java、C++、C#、R、JavaScript、PHP、Go、Swiftとなる。FORTRANとCOBOLもまだリストにのっている。全業界セクターにおける流行の言語トップ10は、Python、C、C++、Java、Swift、JavaScript、Go、R、C#だ。モバイルセクターにおける流行だけを見ると、C、C++、Java、Swift、JavaScript、C#、Scala、Objective C、Delphi、Schemeとなる。
IEEEのサーベイは他の言語サーベイよりも柔軟だ。Richard Eng氏はTechBeaconで、12のサーベイの有用性について説明している。たとえば、最新のRedMonkのサーベイは、GitHubリポジトリのコード行とStack Overflowの言語タグに基づいている。そのため、オープンソースプロジェクトしか反映されていない。トップ5は、JavaScript、Java、Python、PHP、C#だ。このサーベイは、現在の使用状況に関する統計的に有効な説明を与えていない。潜在的な今後の採用動向に関する知見を得るために、言語に関する議論(Stack Overflow)と利用(GitHub)の関連付けを試みているようだ。
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