Node.js Froundationは2017年度のユーザ調査の結果を公表した。エンタープライズからの興味の高まりがうかがえるものであった。
オンライン調査は1,400人以上の開発者とマネージャーに対して、2016年11月30日から2017年1月16日まで実施され、"Node.jsユーザの分析"から"改善の余地の特定"を目的としていた。
エンタープライズ開発者は安定性に価値を置き、リリースごとにアップグレードをせず、Node.jsのロングタームサポート(LTS)バージョンを最も有名なものにした:
- 開発者の肩書きを持つ回答者の39%がNode.jsをエンタープライズで利用している
- マネージャーの肩書きを持つ59%の回答者がNode.jsをエンタープライズで利用している
- エンタープライズユーザの69%が1年以内にNode.jsの利用を増やそうと計画している
- エンタープライズユーザの47%がNode.jsを3年以上利用しており、開発者の58%が総合的な開発経験においてNode.jsを10年以上使っている。
回答者の45%がLTSバージョンを利用していた2016年度の調査と比べて、今年度の全体利用は78%が現在のLTSバージョンであるバージョン4と6の両方を利用している。Node.js FoundationのTechnical Steering Committee DirectorであるJames Snell氏は、これは彼らの戦略がうまくいっている証拠だとInfoQに語った。
多くのNode.jsユーザがLTSバージョン(Node.js 4や6)に移行するようになってきています。彼らはNode.jsで安定性とセキュリティを重視しているからです。わたしたちが長期サポートプランの設置に乗り出したとき、開発者がセキュリティと安定性、または新しい機能を選べるようにしたかったのです。これは奇数リリースがNode.jsで暗示していたものなのです。統計は…LTS戦略がより多くのエンタープライズをNode.jsで開発することに誘導したという確証になります。
調査はNodeがデータベースからフロントエンド、コンテナまで、様々な用途に利用されていることを示した。回答者の75%が主にバックエンドやフルスタックの業務として利用している答えた。クラウドでは、Amazon Web Services (AWS)がHeroku, Google Cloud, Azure を合わせたものを越えてデプロイメントターゲットを占めている。
Node.js Foundation 2017 ユーザ調査結果はより多くの開発者がNodeを利用するほど、生産性と満足度は向上するという結果を出した。加えて、地域や会社の規模によらず、ほとんどの開発者がNodeを学ぶのは簡単だと答えた。
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