最初の安定版リリースから3ヶ月、コミュニティ主導のF#からJavaScriptへのコンパイラFableがバージョン1.2になった。ちょうど、Fableを用いたF#によるWeb開発のための最初のカンファレンス、FableConf 2017が開催されるタイミングだ。
Fable 1.2には多数の修正と改善が含まれている、Fableの作者であるAlfonso García-Caro氏はInfoQにこう語った。
- .NET Core 2.0 SDKとの互換性。Windows、Linux、Mac上で動作するWebアプリケーションとサービスを構築するための基盤を提供する。
- .NETパッケージマネージャPaketとの統合改善。 ローカルキャッシュを取り除いてFableプロジェクトのサイズを削減する新しいオプション、
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のサポートも含む。
加えて、FableのWebサイトが改良されて、Fableをはじめやすくなった。ここには公式ドキュメントとサンプルコードが含まれている。García-Caro氏によると、Fableを用いたWeb開発に役立つリソースには次のようなものがある。
- Fable.Elmish、Fable Webアプリを書くための推奨の方法
- Fable用テンプレートのNuGetコレクション
- Fableフルスタックプロジェクトscaffold、ブラウザにおける変更のホットリローディングをサポートしたSuaveベースのプロジェクトの動作サンプルを提供する。
これに関連して、García-Caro氏はまもなく開催されるFableConf 2017カンファレンスの重要性について語った。
FableConfというのは、F#をJavaScriptエコシステムにもたらすために自発的に成長したコミュニティが一堂に会する初めての場になります。素晴らしいイベントにするため、Fableのコントリビュータたちと私はとても頑張っています。参加者を驚かせる発表もいくつか用意していますよ。
FableConf 2017は9月22日から23日にフランスのボルドーで開催され、安全なWebアプリの作成、データビジュアライゼーション、タイムトラベルデバッギング、ゲームプログラミングなどのトピックをカバーしている。
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