12月リリースに向けて、Node.js Foundationが新しいNode.js Developer Certificationの最後の仕上げを行っている。
この認定は開発者が慣れ親しんでいるものとは違っているかもしれない。すべてはコードで決まる。InfoQでは、Node.js FoundationでEducation Community Managerを務めるTracy Hinds氏に話を聞いた。この試験が目指しているのは、現実を反映したものになることだ、と彼は述べる。
私たちはこの試験が、その人が普段プログラミングしているのと同じように、現実を反映したものになることを望んでいます。なぜなら、その人の成果を出す能力を見誤る恐れがあるためです。試験はブラウザ内で行われます。あなたが慣れ親しんでいる環境です。IDEでコードを書くことができ、自分のターミナルのコマンドラインからやるのと同じように、コードを実行することができます。
試験には300ドルかかり、監督はされるが、直接ではない。試験は受験者自身のいる場所で行われる。ただし、カメラが必要だ。試験中、試験監督が受験者を観察できる必要があるためだ。試験は、たいていの人が3時間以内に32問を終えることを想定している。
基本的に、試験では不完全なプロジェクトやアプリが与えられ、受験者はそれを動くようにしなくてはならない。「動くようにする」には、テストをパスさせることを含んでいる。
多くのIT技術認定と同様に、認定には雇用者と採用候補者の双方からの期待がある。コーディングブートキャンプ激増の時代、雇用者は採用候補者の知識を確かめるため、公式のNode.js認定のようなものを求めている。伝統的なコンピュータサイエンスのバックグラウンドを持たない求職者も、自分が仕事に必要な知識を持っていることを証明するすべを求めている。「だれかが、職場で成果を上げるためにNodeで知っておくべきことの基本レベルを確立する必要があったのです」Hinds氏は語る。
認定はひとつのレベルから始まる。その狙いは、候補者が「すぐにスタート」できる初級から中級レベルの開発者であることだ。Hinds氏によると、この試験により、その人が単に一般的な知識を持つ開発者ではなく、以下のことができる人であることが雇用者にわかるという。
主にNodeを書いているチームで仕事をすることができ、チームの役に立つ、ということがわかります。チームをスローダウンさせることはなく、チームを助けてくれるでしょう。
Node.js Foundationは不正行為や技術の変化を考慮して、認定の価値が保たれるよう、常に試験を観察、更新する必要がある。そのため、履歴書に「Node.js Certified Developer」と載せたい人は、2年ごとに再認定を受ける必要がある。
Node.js Foundationは、HackerRankと協力して、限定の試験環境を構築している。ツールと一般カテゴリはコミュニティによってオープンに行われていたが、実際の試験問題はクローズドだ。Hinds氏によると、こうしたのは彼らが「問題自体の完全性に妥協をしない」ためだという。
ベータテストの候補者はすでに選ばれているが、Node.js Foundationは2017年12月11日にライブテストを準備するよう考えている。
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