MicrosoftとRedHatは、Red Hat OpenShiftでWindows Containersをサポートすることを発表した。今回の発表がターゲットとするメインシナリオは、LinuxとWindowsのコンテナを同じクラスタで動かすことだ。これにより、両方の環境を使っている企業が、WindowsとLinuxのために別々のクラスタを用意することなく、コンテナベースのインフラへ移行できるようになる。Windows Containersのサポートは、2018年春にテクノロジープレビューとして利用可能になる予定だ。
RedHat Openshiftは、Kubernetes上に構築されたコンテナ管理プラットフォームだ。OpenShiftはいくつかのモデルで提供されている。
- OpenShift Online: マルチテナントでクラウドベースのコンテナプラットフォーム、Red Hatが管理。
- OpenShift Dedicated: シングルテナントでクラウドベースのコンテナプラットフォーム、Red Hatが管理。
- OpenShift Container Platform (以前のOpenShift Enterprise): 自己管理のハードウェアにインストールするパッケージ
加えて、開発およびテストを目的として、次の2つのパッケージが利用できる。
- OpenShift Container Local : Red Hat Developer Programの一部、個々の開発者ワークステーション向け
- OpenShift Container Lab : さらなる評価、概念実証、プリプロダクションユースケースのためにOpenShiftをデプロイする
AzureにおけるOpenShift Dedicatedのサポートも発表された。これは2018年初めに利用可能になる予定で、AzureですでにサポートされているContainer Platformパッケージを補完するものだ。
Red Hatは、Red Hat Enterprise LinuxとOpenShiftにおける.Net Core 2.0のサポートも発表した。Red Hat Enterprise Linuxのための.Net Core 2.0は、yumとコンテナイメージから入手できる。
Red Hat Enterprise LinuxとOpenShiftは、SQL Server 2017のサポートも獲得した。SQL Server 2017の一般提供は、2017年10月2日に予定されている。
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