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ブログがアジャイルチームに力を与える

原文(投稿日:2017/10/05)へのリンク

チームの思考と意思決定を各自の受信箱からブログにすることで誰でもアクセスできるようになり、将来見つけられやすくになり、全員が参照できる。ドキュメントを書くよりブログを書いて知識を移行し、コードに文脈を与えるプロジェクトの歴史を文書化することができる。

mySocietyのプロダクトマネージャであるMatt Jukes氏はAgile Cambridge 2017でオープンであることの重要性について語った。InfoQはこのカンファレンスの内容をインタビュー、要約記事でカバーしている。

InfoQは氏にインタビューにして、オープンであることの重要さについて、ブログのトピックについて、アジャイルチームやマネージャがブログを書くことの利点、ブログを書くことの良いやり方について話を聞いた。

InfoQ: なぜオープンであることが重要なのでしょうか。

Matt Jukes: イギリスのGovernment Digital Service(GDS)の原則の10番目が、私にとって最も完結にオープンであることが重要さを述べていると思います。すなわち、"オープンであれ。その方がより良くなるから。"ウェブはオープンネスの上に構築されています。インターネットの巨人たちが壁を気づいている時代に生きているのかもしれませんが、より大きなものの一部となり、世界中の誰から何かを共有されたり学んだりすることができるのはオープンネスがあるからです。このような世界が私のウェブへの情熱の燃料になっています。

ブログを書くということはウェブのオープンネスの最も純粋な形式のひとつであり、自分の学んだことをローカルに共有することだけがグローバルな世界で他者を助けることへの貢献になるということを理解する寛容の精神の最高の形です。私はプロダクトマネージャとリーダーになることについては、書籍や講座よりもブログから学びました。貢献のお返しをしたいという責任を感じています。

InfoQ: ブログに書き続けられるトピックとしてどんなものがありますか。

Jukes: 私や私のチームにはソーシャルのガイドラインやブログの編集計画はありません。私は書き手に常識を示すことを期待していますが、それが難しいのであれば、トピックに制限をかけるべきではないとは思いません。

面白くない、あるいは、基本的なことだとみなしている多くのトピックがあっという間に注目を集めるということは驚くべきことです(一方、とても面白いだろうと思っていたことがまったくインパクトを生み出さないこともあります)。

私は、まず自分向けにブログを書きます。自分のアイディアに意味を与え、声を出して考えるためです。私は最も基本的なレベルで#weeknotesを書くことを勧めています。週次の作業日誌ですが、他の人が面白いと思うイシューとアイディアを整えるのに役に立ちます。

私が書いた記事の中で最も人気のあるのは、アジャイルチームとして働くことやアジャイルチームを率いることに関連する記事でした。これは永遠の人気トピックです。より詳細な"..の方法"という記事を書いて人気になってる技術者の同僚も多いです。しかし、先ほど話した通り、何が人気になるのかは決してわかりません。

難しい状況で働いている場合は難しい記事になります。私はこれを"炭鉱のカナリア"記事と読んています。ブログを書くとき、自己検閲したり、書いたことに後付けで自己批判をしたりするのは、書き方の問題ではなく、自分の環境の問題の可能性があります。

InfoQ: アジャイルチームはブログを書くことからどのような利点を得られますか。

Jukes: ブログを書くことはいくつかの点で役に立ちます。まず、(これは私の考えですが)優れたチームはコミュニケーションが全てです。アジャイルの多くの儀式は単にコミュニケーションを改善するという習慣をチームに組み込もうとしているだけです。この点でブログを書くことは道具のひとつになります。また、GDSはよく"公開することは送信することではない"と言います。チームの思考と意思決定を各自の受信箱からブログにすることで誰でもアクセスできるようになり、将来見つけられやすくになり、全員が参照できることに大きな利点があるという考えです。ブログを書くことにはこの点に関するもうひとつの大きな利点があります。アジャイルチームは知識の伝搬と文書化に怖れを抱いています。私はいつもブログを書くことについて話すのが好きです。特にプレッシャーを感じることなくブログを書くことを勧めています。気に掛けているトピックについてブログに書くことでプロジェクトの歴史やコードの文脈などを説明する語りが生まれます。

InfoQ: ブログを書くための良いやり方について教えてください。

Jukes: 私のブログの悪い点ならよくわかっているいますが、良いやり方について紹介するなら、下記のようになります。

  • 私はひとりの読み手のために書きます。それは未来の私です。
  • 公開の前に読んでくれる目を手に入れる。編集するためではなくチェックをしてもらうために(私はこれができていませんが、やるべきです)。
  • 公開する。完璧を求めるのは良くありません。決して日の目を見ない草稿でいっぱいのフォルダを持っている人をたくさん知っています。
  • ソースにリンクする。必要なクレジットを与える。
  • 自然な言葉で書く。プレスリリースや教科書ではないのだから、会社の発表のようになったり学術的になったりしないようにする。
 
 

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