2017年12月4日から7日まで、第2回SpringOne Platform Conferenceがサンフランシスコで開催される。
これは4日間(初日はトレーニング)の実用的なイベントで、およそ10のトラック、著名なスピーカー、食事、飲み物、たくさんの技術が含まれている。
カンファレンスは明らかに成長している。2016年の第1回は、およそ1600名の出席者をラスベガスに集めたが、今年のサンフランシスコは3000名近くになった。加えて、キーノートは世界中の何百万ものSpring開発者に配信される。
キーノートでは、PivotalでSr. VP Head of R&D for Cloudを務めるOnsi Fakhouri氏が、企業を変革するためのミッションを宣言した。
「私たちには、世界的な大企業がCloudFoundryを標準化するのを助ける、というビジョンがあります」Pivotalはこの責任を真剣に受け止めている。Spring FrameworkのリードであるJuergen Hoeller氏や、Pivotalでマーケティングマネージャーを務めるPieter Humphrey氏らの講演では、コミュニティこそが彼らの一番のドライバであり、彼らの方向性を定義するものだ、というメッセージを明確にした。
今年の講演は、大きく以下の技術に分けられる。
- Spring Framework 5.0
- Pivotal CloudFoundry
- Project Reactor
- WebFlux
- Spring Cloud
- Spring Boot
- 多数のDevOpsとプロセス
スピーカーの大部分はPivotalのスタッフ、たいていはプロジェクトリードとコミッターだ。講演は非常に厳選され、非常に専門的だ。加えて、オープンスペースの集まりがあり、少人数で議論するためのトピックが選ばれている。
主要な発表についてはフォローアップ記事を出すつもりだが、最も重要な発表は、Pivotal CloudFoundry 2.0のリリースと、Elastic Runtimeのブランドを変更して、Pivotal Application Serviceとして多数の新機能とDevOps/Cloudパイプラインのフルサポートを備えたことだった。
Fakhouri氏は次のように語る。
私たちが見つけた統一した原則は、学びです。世界を見わたすと、現実は実に複雑です。そこで私たちは、その現実に自らを位置付け、目標を達成しようと計画して、単純化をしがちです。ところが、現実は単純ではありません。私たちはしばしば不満を感じます。望んでいたよりも時間がかかります。私たちは「戦場の霧」の中にいて、どこに行こうとしているのかすらわかっていません。自分ではわかっていると思うのですが、最終的に到着したと思うポイントにきて、あたりを見回し、間違っていたことに気づくのです。
スピーカーには、Juergen Hoeller氏(Spring Frameworkのリード)、Eric Brewer氏(CAP定理で有名)、Erich Gamma氏(Gang of Fourの一人、Microsoftに入社したとき、Javaカンファレンスでまた話しているとは想像もしなかったと述べた)といった業界の著名人や、その他PivotalやIndustryなどの多数のエンジニアが含まれている。
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