新しいAlexa Test Simulatorのベータ版が利用可能になった。開発者はデバイスなしにスキルのほとんどの機能をテストできる。加えて、Amazonはスキルテスト自動化のサポート改善を発表した。
このところ、AmazonはインテリジェントパーソナルアシスタントAlexaの開発者体験を改善しようと取り組んでいる。Alexa Test Simulatorはその戦略の一環であり、マルチターン会話、エンティティ解決、ダイアログ管理といった、既存のテストツールでサポートされていない多くの機能がテストできるようになっている。
Test Simulatorが提供するメイン機能は音声ベースのテストだが、手動のJSONリクエストのテストやSSMLを使用した音声とトーンのテストもサポートしている。音声を使用したテストの場合、スキルセッションを維持して、ダイアログフローをテストできる。Skill I/Oを有効にすることで、送受信されたJSONを表示する。Echo Show Displayオプションは、Echo Showでのおおよそのスキル表示を与えてくれる。
Test Simulatorは、Amazon Developer Portalが提供している基本テスティングサービスに取って代わるものだ。
関連する話として、AmazonはSkills Management APIとコマンドラインツール (CLI)の機能強化も発表した。これらは数ヶ月前に導入されたもので、Alexスキルを作成・更新・テスト・提出することを可能にする。とりわけAlexa Skills CLIは、開発者がコマンドラインから発話をテストすることを可能にし、スキルテスト自動化の基盤を提供する。たとえば、次のように実行する。
ask simulate -t "utterance to test" --skill-id amzn1.ask.skill.12345678-1234-1234-123456789123
AmazonはスキルテストAPIを強化して、エンティティ解決やダイアログ管理といった機能をサポートする予定だ。
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