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Kotlinの2017年のまとめと2018年の展望

原文(投稿日:2018/01/23)へのリンク

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2017年3月にJetBrainsからKotlin 1.1がリリースされて以降、Kotlinは世界中でとてもよく採用されている。2017年は多くのエキサイティングな発表があり、その勢いは2018年も継続している。InfoQはJetBrainsのディベロッパアドボケイトチームのリーダであるHadi Hariri氏と一緒に座り、2017年におけるKotlinの勝利についてやKotlinがJavaを追い抜くかどうか、2018年のKotlinの計画、そして開発者が関与する方法について話した。

InfoQ「簡単に自己紹介を、JetBrainsでの役割、とくにKotlinプロジェクトでのことを紹介してもらえますか?」

Hadi Hariri氏「JetBrainsでディベロッパアドボケイトチームのリーダをしています。Kotlinでは主にメインのアドボケイトの1人として関わっています。」

InfoQ:「Kotlinがなぜ作られたのか教えてもらえますか?」

Hariri氏「同僚のDmitryが何年も前にブログ記事"なぜJetBrainsにはKotlinが必要なのか"に最初にまとめていますが、この内容は今日でもまだ真実です。Dmitryは何よりもまず私たち自身の生産性について言っています。

JVMを対象にしたいくつかのプログラミング言語へのサポートを開発してきましたが、IntelliJベースの全IDEはほとんどすべてまだJavaで書いています。IntelliJのビルドシステムはGroovyとGantベースで、テストでGroovyも多少使っており、JRubyのコードがRubyMineに多少、これだけです。より表現力のある言語に変えてもっと生産的になりたかったのです。これと同時に、Javaの相互運用性とコンパイル速度、どちらの点でも妥協はできませんでした。」

InfoQ「2017年はKotlinに間する刺激的なニュースを多く見聞きした年でした。忘れられないトップニュースをいくつか要約してもらえませんか?」

Hariri氏「やはり最大のイベントはGoogle I/Oでの発表です。アンドロイドでKotlinが公式にサポートされることになりました。そして私たちにとって初開催のKotlinConfは大成功で、1200人以上の参加者で満席でした。」

InfoQ「2018年のKotlinの計画はどんなものですか?」

Hariri氏「今やっていることを継続します。特定の機能の観点ではたいてい公表しませんが、1つ今年作業を続ける予定にしているものとして、マルチプラットフォームのサポートとツール作成があると思います。加えて、もちろんKotlinConf 2018もあります。わくわくしています。」

InfoQ「アンドロイドのコミュニティがKotlinを受け入れていくスピードが上がり、いつかJavaを追い抜くと思いますか?」

Hariri氏「アンドロイドの領域ではですが、かなり可能性は高いです。アンドロイド以外では、私にはわかりません。しかし正直に言うと、Javaプログラミング言語を追い抜くことが成長の要因ではありません。役に立って、生産的で、人々が使って楽しい言語を作りたいのです。継続して提供し、精力的で大きくなっているコミュニティからのフィードバックを頼りにしている、そのことが大事です。」

InfoQ「今日は話す時間を取ってくれてありがとう。InfoQの読者に伝えておきたいことは他に何かありますか?今後のKotlinに関わる方法としてもっともよいものは何でしょうか?」

Hariri氏「私たちはとてもオープンなコミュニティです。私たちがやっていることはGitHubにあることがすべてで、誰もがコントリビュートできます。コードでも、ドキュメントでも、KEEP(Kotlin Evolution and Enhancement Process)へのコントリビュートでもです。加えて、14000人以上が参加しているSlackチャンネル、ポッドキャスト(Talking Kotlin)があり、その他たくさんの資料がkotlinlang.orgにあります。資料でもっと学習したりコントリビュートの方法を見つけたりすることができます。」

Kotlinに関する追加情報はKotlinのウェブサイトにあり、Kotlinの発表についてのより詳細はInfoQ内にある。

  1. Kotlin 1.2がマルチプラットフォームプロジェクトを導入
  2. Fresh Async with Kotlin
  3. KotlinがAndroid開発言語になる
  4. Kotlin Lead Language Designer Andrey Breslav on Android Support, Language Features and Future Plans

また読者はInfoQのJavaホームページを見れば、Java関連の全ニュースの最新情報を取り入れ続けられるだろう。

 
 

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