MicrosoftはVisual Studio Code 1.19をリリースして、毎月のリリースを果たした。このエディターは、機能、スピード、人気の面で1年前よりも大きく進歩した。チームは2018年のリリーススケジュールを準備している。
2017年最後のリリースとなったバージョン1.19は、パフォーマンスに重点を置き、整理して、翌年のリリースに備えた。リリースノートによると、Microsoftは、「およそ50のパフォーマンス関連の問題を修正した」。それらのいくつかは、起動時固有のもので、エディターがいつ、どのように動作するかを整理し、起動時のパフォーマンスが向上すると考えられている。
11月のイテレーション計画では、GitHubリポジトリーに手が回っていなかったと注記されている:
ご存知の通り、すべてのgithub issuesをどの程度、留めておくかは常に考えています。そのため、大量のgithub通知が来ても驚かないでください。つまり1.19では、新機能は多くありませんが、よりよいバージョンのVS Codeを手にできるということです。
GitHubリポジトリはボット応答の改善により4,400個の問題をクローズしたが、同時に2,700個の新しい問題が登録された。
問題管理のためのステージを設定すると、バージョン1.19には、新しいロギング、診断、拡張機能監視ツールが含まれている。これらはコードエディター自身へのサービスである。これには、様々なVS Codeサブプロセスによって使われているCPUとメモリを表示する新しいプロセスモニターが含まれている。これらの新機能は、一般的な問題追跡プロセスの一環で、 問題報告者とGitHubのチームとのやり取りを円滑にする。
2018年のロードマップでは、「ハッピーコーディング」というフレーズがテーマになっている（issueボットからのすべての標準的な応答にはこのタグラインがアタッチされている）:
コアVS Codeは、軽量、キーボードにフォーカスした、多言語コードエディターです。VS Codeはすでにコーディングが楽しいが、私たちは新規と既存の両方のユーザーにより快適な体験を作ります。
JavaScript, TypeScript, Node は引き続きフォーカスされた主要な言語であり、残りの言語エコシステムは拡張機能で充填する。Microsoftは今年、最も人気のあるPython拡張機能を開発したDon Jayamanne氏を採用するなど、戦略的な決定をした。何人かのデベロッパーの苦情にも関わらず、Javaサポートの改善は、高優先のリストには含まれなかった。
Visual Studio Codeは、開発者に人気のある選択である。最近の調査では、JavaScript開発者は、他のエディターよりもVS Codeを多く使用している。2017 Stack Overflowの調査によると、24%のWeb開発者は、VS Codeを使っており、Sublime TextとVimに次いで#5となっている。同じ調査ではないが、2016年は、すべての職種を横断したVS Codeの人気は13番であった。2017年は、データサイエンティストの人気が最も低くて7位であった。
9月に、Wes Bos氏とScott Tolinski氏は彼らのSyntax podcastのエピソードをVS Codeにささげた。Bos氏によると、VS Codeの人気の理由はシンプルであることだと言う。「なぜ私がSublimeからVS Codeに切り替えたか？VS Codeのインターフェイスは素晴らしい。そしてそれが機能します。」
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