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MicrosoftがAzure Archive Storageの一般供用を発表

原文(投稿日:2017/12/28)へのリンク

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マイクロソフトは先頃、Azure Archive Storageの一般供用を開始したと発表した。Azure Storageのアーカイブ機能は数ヶ月前からプレビューとしてユーザ公開されていたが、今回のリリースにはBlobレベルの階層化(Blob-Level Tiering)が含まれている。この階層により、階層間のライフサイクルデータのストレージの最適化が可能になる。

Azure Storageチームは昨年、Cool Blob Storageをローンチして、アクセス頻度の低いデータをCool層に階層化することによるストレージコストの削減を可能にした。Archive層にほとんどアクセスされないデータを保存すれば、コストをさらに削減することができる。

Azure Storageはこれで、Hot、Cold、Archiveの3つの層を持つことになる。これらの層は、可用性や使用料金、データの保存期間、遅延時間、スケーラビリティ、パフォーマンスがそれぞれ異なる。


出典: https://docs.microsoft.com/en-us/azure/storage/blobs/storage-blob-storage-tiers

Blobレベルの階層化機能によって、データをオブジェクトレベルで階層化することが可能になる。つまりHot/Cold/Archive各層によって、ひとつのオブジェクトのアクセス層を変更できるようになる。Archive StorageとBlobレベルの階層化は、いずれも新規および既存のBlob StorageとGeneral Purpose v2(GPv2)アカウントで利用できる。これらの層のデータには、Azureポータル、PowerShell、CLIツール、REST API、Microsoft Azure Explorerから、.NET、Java、Python、Node.jsクライアントライブラリなどのプログラミング言語を介してアクセス可能である。



Azure Storage Archiveのアーリーアダプタのひとつは、Microsoft AzureクラウドプラットフォームでSaaS(Software-as-a-Service)として利用可能なセカンダリストレージソリューションを提供するHubStorである。CEOのGeoff Bourgeois氏は言う:

コールドストレージの問題をクラウドで解決することによって、コンプライアンスなどの重要な要件に係わるリストと運用上の複雑さを軽減できます。HubStorは、Azure Archive StorageとBlobレベル階層化機能に早期アクセスし、タイムリな統合をユーザに提供するため、Microsoftのプライベートプレビュープログラムに参加しました。

さらに、Microsoft Cloud向けのデータ移行および管理ソリューションの世界的大手のひとつであるArchive360も、Archive Blobストレージ層をサポートする長期的なインテリジェントデータ管理とコンプライアンスアーカイブのソリューションとして、Archive2Azureという新サービスをローンチした。同社マーケティング担当副社長のBill Tolson氏は次のように述べている:

新しいAzure Archive Blobストレージ層とArchive2Azureソフトウェアの組み合わせは、使用頻度の少ないデータを確実な可用性と保護、セキュリティの下で長期的に収集および保管しなければならない - 事実上すべての産業における - レコードマネージャ、アーカイブ担当者、人事部門、IT部門、法務部門にとって、まさに待望のものです。

サービス価格は1ヶ月1ギガあたり0.002ドルからとなっている。2月1日以降の価格に関する詳細は、Archie Storageの一般利用価格に関するページを参照してほしい。この機能は14リージョンで利用可能である。Azure Storageに関するすべての資料は、Microsoft Azureのドキュメントサイトで入手できる。
 

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