MicrosoftによってVisual Studio 2017は進化を続けており、最新の15.6のプレビューリリースでは、コードの編集、診断、デバッグにフォーカスしている。これらの機能追加は、大規模なソリューションをロードしたときのIDEのパフォーマンスと、ツールによるC++サポートを継続して改善に対する変更も含む。これらの新しい項目について、それぞれ見てみよう。これは、非常に期待されているGitに対する新機能も含む。
VS2017の開発時間について、大規模なソリューションをロードするときのパフォーマンスを向上させることに引き続きフォーカスしている。具体的なベンチマークデータは公開されていないが、Microsoftは、大規模なC#およびVBソリューションを「以前の2倍の速さでウォームロードする」と述べている。これは、15.5で提供される改善による理論値であり、ソリューションのロードの並列化によるものである。
GitユーザはTeam Explorerの変更を評価するだろう。その変更では、タグに対する拡張サポートが追加される。新しい「タグ」タイルにより、開発者は特定のGitリポジトリに存在する可能性のあるすべてのタグを参照ことができる。これにより、新しいタグの作成、タグのプッシュ、既存のタグからのブランチの作成など、IDEに便利な機能が提供される。以前は、タグをリモートサーバにプッシュするなど、これらの操作の多くでは、コマンドラインツールを使用する必要があった。
新しい機能「コンパイルされていないソースにナビゲートする」は、Go to DefinitionまたはPeek Definitionを使う場合、実験的に利用できる。これは、指定された参照型またはメンバの定義を表示するために使用できる。これはまだ開発中なので、ツール | テキストエディタのオプションダイアログ | C# | 高度なセクション、で手動で有効にする必要がある。（「デコンパイルされたソースへのナビゲーションを有効にする（実験的）」を検索してください）。有効にすると、ILSpy逆コンパイルを使って、再構築されたメソッド本体を表示する。
CMakeベースのプロジェクトで作業しているC++開発者は、CTest、Google Test、Boost.Testのテストのための、Test Explorerに関する新しい発見を評価するであろう。MicrosoftのKyle Reed氏は、VS2017でC++コードの静的解析に加えられたいくつかの変更点について詳しく述べた。15.6では、Code Analysisを1つのファイル上で実行でき、時間短縮となる。それに対して以前のバージョンでは、最初にソリューション全体を再構築する必要があった。さらにうれしいことに、Solution Explorerで複数のファイルを選択でき、Code Analysisはそれらのファイルでのみ実行できる。これは、大規模なソリューションで作業をするときに、大幅な時間短縮を表している。
Stephan T. Lavavej氏によってC++17のサポートの進歩が説明されている。実装作業は常に行われているので、彼のフィーチャーテーブルは変更に付いていくために最も役に立つ。
VS2017 15.6 Preview 2は今すぐダウンロードできる。しかし、すべてのリリース済みのコードと同様、これは、本番環境での使用または本番コードの作成を目的とした「go-live」リリースではない。完全なリリースノートに関心のある人や、リリースに含まれる最優先のバグ修正をレビューしたい人は、リリースノートを閲覧することができる。
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