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MicrosoftのVisual Studio 15.6がさらなる進化を遂げている。F#サポートの改善に重点を置いた4回目のプレビューがリリースされた。次の変化を予見するためにプレビュー版をダウンロードして、自身のワークフローにその変化がどう影響するかを見ておくことが重要だ。
開発作業はVS2017をイントール済のユーザをおもな対象に、効率性のさらなる向上を目標として続けられている。Visual Studioの新バージョンに関する更新案内をクリックすると、拡張機能やアップデートのダイアログではなく、VSインストーラが直接ダウンロードされる。プレビュー版を実運用システムで使用すべきではないが、それでもPreview 4へのアップグレードが、インストールプロセスを継続する警告もなくシステムをリブートさせる点には注意が必要だ。
Edit.Duplicate
のショートカットキーにCtrl-Dがトリガとして追加され、相当するMicrosoft Excelの動作に対するショートカットが踏襲された。これまでのショートカットの組み合わせ(Ctrl-E, V)も引き続き有効なので、指に馴染む方を使用すればよい。動作に変更はない - エディタ上でテキストブロックを選択し、コマンドのトリガによって複製が行われる。
VS2017に内蔵されているパフォーマンステレメトリは、エディタの応答遅れを発生させる原因を調査する目的で、引き続き使用されている。あるエクステンションがパフォーマンスに影響している場合、VSはユーザに対して、そのエクステンションを無効にするように要求する。パフォーマンス低下の指摘が誤りか、あるいは許容されるものであれば、特定のエクステンションに対する警告を無効にすることもできる。
.NET Coreベースのソリューションのソリューションロード時間が改善された。Microsoftの主張によれば、以前のVS2017 15.6ビルドに比較して、パフォーマンスが平均20パーセント向上している。
F#開発のサポートも改善され、Preview 4ではF#コンパイラの修正やツールの追加などが行われている。中でも注目すべきなのは、System.Tuple定義型の退行が修正されたことと、Fsharp.Core
パッケージがバージョン4.3.3にアップデートされたことだ。
F#.NET Cored SDKプロジェクトではマルチターゲットサポートが追加され、エディタで認識されるようになった。ただし、複数のターゲットを定義するには、プロジェクトの.fsproj
ファイルを手作業で編集する必要がある。
Visual Studio 2017 15.6 Preview 4は、Microsoftから直接ダウンロードすることができる。リリースノートには、今回のリリースのすべての変更点が詳しく説明されている。
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