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D3チームは5.0のリリースを発表した。5.0では、promiseやfetchなどのいくつかの新しい非同期パターンを取り入れ、重要な視覚化APIを更新している。D3チームは次の通り述べている。
promiseの採用で、D3はXMLHttpRequestの代わりにFetch APIを使用するようになりました。d3-requestモジュールはd3-fetchに置き換えられました。Fetchは、ストリーミングレスポンスなど、多くの強力な新機能をサポートしています。
このリリースは、ユーザを遮ることなく、安定性に重点を置いたものである。D3の創業者であるMike Bostick氏はTwitterで次のように述べています。
APIは4.0のリリースから非常に安定しています。唯一の重大な変化は、現代の非同期パターン、すなわちpromiseとfetchを採用していることです。
D3 5.0では、カテゴリごとのカラースキームへのアプローチが変更されている。以前のd3.schemeCategory20*アプローチは不的確であった。グループ化されたデザインは、データ内に誤った関係を暗示する可能性があったためである。つまり、色の共有によって、データがグループに属していないにも関わらず、属していると暗示してしまう可能性があった。D3 5.0では、カテゴリカラースキームがd3-scale-chromaticに置き換えられた。d3-scale-chromaticでは、ColorBrewerからカラースキームを実装する。
新しいd3-contourパッケージは、マーチングスクエアと密度推定の実装を提供する。それによって、輪郭データに基づいた新しいタイプのデータ視覚化を可能にする。1つの例として、Old Faithful間欠泉の待機時間と噴出時間がある。
D3は、d3-selectionメソッドの一部も改善している。selectionの挿入クローンのためのselection.clone、およびdetached要素の作成のためのd3.createである。
D3地理投影APIはprojection.angleをサポートするようになった。結果として新しい多面体投影になった。
D3 5.0リリース全体では、追加されたデータ視覚化の形式に対して多くの改良が加えられている。また、いくつかの共通API内でのアプローチが改善され、APIはJavaScriptの最新の進歩とパターンに合わせている。
D3はNew BSD Licenseの下で利用可能である。詳しくはD3のウェブサイトをご覧ください。D3 GitHubプロジェクトを通しての貢献は歓迎する。
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