読者の皆様へ:ノイズを減らすための一連の機能を開発しました。関心のあるトピックについて電子メールとWeb通知を受け取ることができます。新機能の詳細をご覧ください。
Microsoftはこのところ、Visual Studio 2017 15.7の新しいプレビューをいくつかリリースしている。変更のサイズが小さくなってきたことからみて、正式リリースに近づいているように思われる。通常、変更は広範囲に及び、使用する言語に関係なく、開発者にメリットがあるはずだ。
初回、Visual Studioの個々のコンポーネントを別のディレクトリにインストールできるようになった。例えば、コアプロダクトはSSDにインストールし、ダウンロードしたキャッシュと他の共有コンポーネントやSDKは別のドライブに格納することができる。これは、ディスクスペースが限られたシステムの有効活用に役立つだろう。ただし、これが設定できるのは、VS2017を最初にインストールするときだけであることに注意しよう。すでにセットアップ済みのユーザーはデフォルトのままだ。
"Xamarin.Forms"を使っている開発者は、XAML編集の大きな改善に気づくはずだ。WPFおよびUWP XAML設計と同じエンジンが使われる。つまり、電球アイコンによる候補、コードナビゲーション、エラーチェックなど、そのエンジンで使える多数の機能を全て利用できるということだ。
C++プログラマーは、C++17標準への準拠が進んでいることに気づくだろう。最近のプロセッサ脆弱性を考えると、Visual C++ランタイムによってSpectre対策がサポートされたことは、開発者にとってありがたいはずだ。脆弱性Variant 1への対策をサポートし、非最適化ビルドのコンパイラサポートが含まれている。MicrosoftのAndrew Pardoe氏は、Spectre対策とVisual Studioの解決方法について詳しく説明している。
VS2017でGitを使っている人は、修正の恩恵があるだろう。全てのユーザーに影響があるわけではないが、ワークフローに影響があって、不満に思っていた人もいるだろう。一つは、VS2017に含まれているGitのバージョンが自己署名証明書をサポートしていないという問題の修正だ。もう一つは、Gitのブランチ切り替え時にIDEをブロックしていたモーダルダイアログの削除だ。これに関連して、ブランチの切り替え時に、VS2017でオープンしているプロジェクト/ソリューションをリロードする必要はなくなる。
変更の詳細については、リリースノートに含まれている(Preview 3と4を含む)。15.7 Preview 4へのアップデートはインストール済みのPreviewから実行可能だ。プレビューが初めてのユーザーは、お好みのエディション(Community、Professional、Enterprise)をダウンロードすることができる。これはプレビューリリースなので、本番のアプリケーション開発に使うべきではない。
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