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SDKのダウンロード数が100,000を超えた開発者プレビューフェーズを経て、Googleは、製品向けの長期サポートを提供するAndroid Things 1.0をリリースした。
Android Thingsは、開発者がモバイルアプリを作成するのと同じような方法で、IoTアプリケーションを作成できるようにするためのGoogleのIoTプラットフォームである。
GoogleのIoT開発支持者であるDave Smith氏によると、バージョン1.0に到達するために、開発者のフィードバックと関与は必要不可欠であり、10,000人以上の開発者が問題追跡ツール、ワークショップイベント、Google+コミュニティを通じてフィードバックを提供した。
開発者プレビューで既にサポートされていたRaspberry Pi 3 Model BデバイスとNXP i.MX7Dデバイスのほかに、Things 1.0はNXP i.MX8M、Qualcomm SDA212、Qualcomm SDA624、MediaTek MT8516をベースにした新しいSystem-on-Module(SoM)をサポートを追加している。これらのモジュールは、プロトタイプの市場投入をより容易にするため、3年間のサポートが保証された本番環境での利用が認定されている。
ハードウェア周辺機器を設定するための新しいインターフェースがAndroid Things Consoleに含まれている。それによって、GPIOレジスタやI2Cバススピードなどの、入手可能な周辺機器のI/O接続やデバイスのプロパティを構築時に制御できるようになる。
Android Thingsの重要な信条としては、常にデバイスを安全な状態に保つということである。その基本的な部分は次のとおりである。
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タイムリーに無線(OTA)でソフトウェアアップデート
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安定性の堅持
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本番環境のハードウェアプラットフォーム上のセキュリティパッチ
Android Thingsは本番稼働の準備ができている。Googleは、Android Things上に構築された製品を市場に投入することに積極的に取り組んできた。製品としては、LGとiHomeが提供するスマートスピーカー、LenovoとLGとJBLが提供するスマートディスプレイがあり、Google AssistantやGoogle Castのような強力な機能が紹介されている。これらの製品は、夏の終わりまでに店頭に並ぶことが期待されている。また、いくつかのスタートアップ企業は、Android Thingsを使って革新的なアイデアを試作している。以下がその例である。
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Byteflies:装着可能デバイスからとれるヘルスデータを安全にクラウドに送信するドッキングステーション。
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Mirego:Montrealの中心街にある公共の写真ブースによって動作する巨大なフォトディスプレイのネットワーク。
Android Things 1.0の詳細を知るには、リリースノートを見て、Android Things Consoleに進んでください。また、Androidデベロッパーサイトでは、プラットフォーム、キット、サンプルコード、コミュニティプロジェクトの詳細を見つけることができる。
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